二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- -化物語‐ 夢物語
- 日時: 2011/11/08 00:26
- 名前: サカナデ (ID: 6V.kj4ii)
化物語の2次創作です
※オリキャラが出ます
※化物語(上下巻)偽物語(上下巻)、アニメネタバレ注意
それでもおkという方はどうぞ続くかわからないこの小説を読んでいってください
※おそらく11月末ごろから12月初めごろまでは更新がストップします
1話〜最新(左から1話、2話…最新話です) >>1 >>3 >>5
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- Re: -化物語‐ 夢物語 ( No.2 )
- 日時: 2011/11/01 23:34
- 名前: くろね子 (ID: .0wZXXt6)
あららぎすあぁぁぁぁぁぁんっ!!((
はっ(゜ロ゜)、こんなテンションでサーセン。
俺、西尾維新さん大好きです!
りすかもきみとぼくも戯言シリーズも人間シリーズもぜんぶ読んでます!
でも化物語シリーズはまだ花物語までしか読んでなかったりするんですよねー……しょぼん←
と、乱文になりすぎました。
とりあえず私が言いたい事はただ一つ!
頑張って下さいね!
- 002 ( No.3 )
- 日時: 2011/11/03 23:04
- 名前: サカナデ (ID: 6V.kj4ii)
002
「…わからないのに……いらつくのかよ…?」
「…すみません、阿良々木さん」
「なんでお前が謝るんだよ」
「理由がわからないものを押し付けてしまってすいません。これがどういうものなのかわかりませんが、とにかく近づかないほうがいいと思います。特に阿良々木さんは。阿良々木さんみたいに怪異が寄り付きやすい方は。」
「だから、そういう訳にもいかないだろ八九寺!お前がいらつくならその原因を取り除かなければいけないだろ」
そうだろ。今更なんだ。今更すぎるだろ。もうお前という怪異に関わってしまったからしょうがないんだよ。知っているのを知らないふりなんて僕にはできない。それなら死んだほうがましだ。
「原因なんて…でもどうするんですか。方法なんてないですよ。何にいらついてるか、何が町に来のかさえわからないのに」
「それもそうだな。とりあえず町中うろうろ歩いていればその怪異にめぐりあえるんじゃないか?」
「単純すぎやありませんか?町を歩いているかどうかさえわからないんですよ。」
「歩いているかもわからないか…。怪異ってやっぱり厄介だな。そのくせ取り除くのは単純な理由だし、怪異に会うのも単純な理由だ」
単純で厄介。そして理不尽。でも理不尽なんて言えない、そんな理不尽さがあるのが怪異。そんなよくわからないものがまたこの辺をうろついていると考えるとめんどくさいな。ああ、そうか。うろついているかも分からない、だったか。
「とにかく阿良々木さん、今はたいして私に負担はないです。大丈夫ですから」
「何もしてやれなくて悪いな、八九寺。でもとりあえず忍に相談してみるよ。でもなんでお前がいらついているんだ?それも分からないか?」
「わからないです。私が蝸牛だからでしょうか。道を歩いているうちにそういうのに敏感になったとか」
「蝸牛か…。どうだろうな。そもそもお前だけがいらついているのかも分からないしな。町中の怪異がそうなのかもしれないし。だとしたら忍にも少し影響がでるんじゃないか?」
「それでしたら阿良々木さんにも影響がでるのではありませんか?」
「…僕は例外なんじゃないか?半分人間だし」
「例外ですか。そう言ってしまえばそこまでですね。そういうことにしておきましょう」
「そういうことって…なんで僕には影響がでないと思うんだ?」
「変態だからです」
……めんどくさい奴になってるな、こいつ。
何かとつけて僕を変態にさせようと必死なのがみえみえだぜ。
小学生を見てテンション上がるぐらいの僕のどこが変態なんだ。
もっとすごいやつがいるはずだ。部屋では裸で生活してるやつとか、百合なやつとか。
「どっちにせよ、今僕が出来ることは忍がおきたら聞いてみることだ。それまで待ってくれ。あいつなら何か知ってるかもしれないしな」
「はい。何かあったらすぐに阿良々木さんに報告するようにしますね。あ、羽川さんにも報告しなければならないですね」
「…お前ほんといらついてるな」
いつも通りといえばいつも通りな会話をしながら僕はゆっくりと腰を上げる。夏の日差しはまだまだ僕には容赦ない。
ぐーっとのびをしてみる。
特段期待したわけでもないが、やはり暑さは変わらない。
僕はなんとなく公園をでて八九寺とおしゃべりをしながらみなれた街並みを歩き出す。
幸せを感じながら。こんな日々が永遠に続けばいいと思いながら。
でもそれはどうもダメならしい。
ストレスはある程度ないといけないとはよく言われたものだが、怪異もそうなのだろうか。そのぐらい怪異と出会わなければならないのだろうか。
そんなことを連想してしまうぐらい僕は怪異と関わってしまう。だから今回もその一つといえるだろう。そのままである。
僕はまた怪異がらみに首をつっこんでしまっただけ
今回のことも日常といえば、日常。
怪異に出会うのが日常となってしまって、今ではもう普通が何なのかもうよくわからない。
後悔ばかりだがそんな後悔が増えていく日常。そのはずなのに
そのはずなのに
怪異として出会った八九寺と話していることや怪異からの助けを求められ、友達になってしまったことに後悔はない。
後悔するようなことのせいで出来てしまったものなのに、今は友達になって後悔してない友達がいる。
そんな不思議で矛盾している残酷な友達が増えていく、日常。
そんな日常がまた今日もやってきた
日常の一部として僕は彼女に出会った
- 今までのあとがき1 ( No.4 )
- 日時: 2011/11/03 23:10
- 名前: サカナデ (ID: 6V.kj4ii)
お話全然進展できなくてごめんなさいぃぃぃ
001に書ききれない分を002にまわしてしまいましたorz
だから001と002は同じものに考えてくれていいです
すいませんでした
コメントくださった方、ありがとうございました
応援の方よろしくお願いします
それでは
- 003 ( No.5 )
- 日時: 2011/11/08 00:25
- 名前: サカナデ (ID: 6V.kj4ii)
003
八九寺と歩いて近くのコンビニに行く途中、
駄菓子屋の前でベンチに座りながらアイスを食べる少女が目に入った。
ちょうどアイスを食べ終わった棒に書いてある文字は、たぶん普通の人では見えないのだろう。
でも僕にははっきり見えた。
あれは「当たり」だ。だが、彼女に違和感があった。
その目はまるでアイスの棒なんて見てない。
どこか焦点があっていないのだ。そして僕は直感する。
「阿良々木さん?どうしました?」
「八九寺、見えるか、あそこにいる人」
少し小声で歩くペースをおとしながら僕らは話す。
「はい。あの……言いにくいですがたぶんあの人見えてないですよね…?」
「ああ。たぶんあの人たぶん目が見えてない」
「はい」
「八九寺、大問題だぞ」
「はい?」
「見えるか、あの棒に書いてある文字を?」
「見え…ないです。ですがたぶん当たりと書いてあるのですね。それ以外ありえなそうです。…それがどうかしっ………」
八九寺も気がついたようだった。僕たちは声を揃えて言ってしまった。
「「当たってることに気がついてない」」
「…あのアイスどうするんだ。あともう1個もらえるんだぞ」
「ここは思いきって話しかけるしかないですよ、阿良々木さん」
「そうだな。策はそれしかないと僕も踏んでいる。しかしどう話しかけるかが問題だぞ。見た目からいってあれはおそらく女子中学生。場合によっては警察に通報されるぞ」
「場合によらなくともです!」
「何!?まさか八九寺僕を警察に差し出すつもりだったのでは…」
「ぎっくぅぅぅぅ!」
「HDBだな!?それはHDBなんだな!?」
「ちっ…違いますよ。HSBです!」
「八九寺小規模びっくりか!?」
「八九寺サイバーショットびっくりです!」
「カメラに収める気だったのか!」
たしかに八九寺の写真をカメラに収められて常時見ることができたらそれはそれで楽しいが…。
その前に僕は警察に差し出されるところだったんだ。あぶねえ。
「とりあえず話しかけてみるか」
「今流行りのギャラ男風に!」
「ギャラはもらってねぇ!チャラ男だ!」
「噛みまみた!」
「以後気をつけろ!」
そんな話を僕らは小声でしていたつもりだった。
だが、それはあくまでしていたつもり。周りからどんなふうに聞こえてたかなんて知る由もなく、知ることさえできなかった。
「どうかされましたか?」
唐突に声をかけられる。完全に不意をつかれたせいか、思わず裏声がでてしまった。
「はっ…はいっ!!」
相手はポカンと口を開けた感じではあった。
よく見ればその相手こそ先ほど散々話していたあの少女だった。
盲目の少女である。
彼女はベンチから立ち上がって僕らから2メートルほど離れたところに立っていた。
…まずい、これは恥ずかしい。
中学生相手に裏返ってしまったなんてお恥ずかしい限りである。
「あ、あの。失礼ですが」
「はい。」
少女は若干目を細くした。
「目、見えてませんよね…?」
「はい」
そのままだった。やはり、という感じではあった。ここぞとばかりに僕は言う。
「そのアイス、当たってますよ」
「えっ」
そんなこと言われるとは思ってなかったかのように少女は目を丸くした。彼女の声が少し大きくなったことに気がついた。
そんなに驚くものかとこっちが驚いたぐらいだが。
「ありがとうございます。あはは」
笑ってみせた。
これは完全に裏声を笑われたのだろうな…ああ改めて恥ずかしい…。
そうして僕がなんとなく苦笑いしてみせると彼女は「あっ」と何かに気がついたように手をぶんぶんふりながら言った。
「違いますっ!裏返ったのに笑ったわけじゃなくて、その…初めてでしたから。そういうふうに声かけられたの」
「え」
違ったのか!?
ってあれ僕自爆してないか?勝手に裏声のこと笑われたと思って思わず苦笑いしてしまったぞ!?
そういうの初めてって…そんなアイスを大切に扱わないのかここの町の住人は!
ありえないな。ありえないぞ。アイスにもっと愛を持つべきである。
「みなさんあたっているのに気がつきもしませんし」
クスクスと笑う。じゃあこの子はアイスがあたってもわからないんじゃないか?
「でも心配ないですよ。店のおばさんにいえば、当たってるかどうか素直にいってくれますし」
見透かされたような気分だった。
たしかにここのおばさんはそんな嘘をつくようなタイプではないだろう。
この前一度だけ忍のために買いに行ったとき会ったが、嘘をつくような悪い人には見えなかった。
むしろ親切な人というイメージが強かった。
「そうですか。なら問題ないですね。…僕があえていうこともなかったですね」
っそそんなことないですよ、とまたあわてたように手をぶんぶんと振る。
中学生にしては大人びているように見えた。愛想の良さがそんなふうに言ってる。
「せっかくお会いしたのですから、すこしお話に付き合ってくれませんか?」
「いいですよ、もちろん」
そうですか、と笑ったその顔をよく見ると、これまたかなり可愛い顔をした子だった。戦場ヶ原なんかにひけをとらないぐらいの美少女である。
「…あのお名前は?」
「阿良々木暦です。あなたは?」
「私はイズモ カンナ」
2メートルあった距離を若干縮める。
「出雲大社の『出雲』にカンナは神様の『神』に平和の『和』です」
「…人のことを言えませんが、神和って書く名前は珍しいですね」
「そうですね、神奈の方が読みやすくて一般的な感じがします。阿良々木っていうのもなかなか聞かないですね」
出雲神和はくすっと笑い、また目を細めた。
「では、そこのベンチにでも座りましょうか」
- お久しぶり ( No.6 )
- 日時: 2011/12/17 20:43
- 名前: サカナデ (ID: 6V.kj4ii)
久しぶりに戻ってきました
1ヵ月ぐらい更新してなかったかも
すいません
思ったより戻ってくるのが遅くなってしまいました
今日か明日には更新したいと思っています
遅れてしまって申し訳ありません
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