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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ぬらりひょんの孫 短編
- 日時: 2011/12/22 11:49
- 名前: 猫 (ID: qU5F42BG)
こんにちは、猫と申します。
ここでの小説は初めてです。
いわゆる初投稿!
ここではぬら孫の短編を書いていこうと思っています。
ありかなぁ?
とりあえず、まだまだ素人で下手くそですが、せめて生ぬるい目でみてやってください。
次から初めマス。
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- ぬらりひょんの孫 短編 ( No.1 )
- 日時: 2011/12/22 12:31
- 名前: 猫 (ID: qU5F42BG)
『首無しと少年』
時は江戸末期。
時代が大きく動いている時にその組はあった。
奴良組。
世の魑魅魍魎を束ねる妖怪任侠集団。
その総大将を奴良鯉伴といった。
初代総大将、ぬらりひょんの息子であり、奴良組の二代目だった。
「鯉伴様ーどこに?」
昼間の江戸に同じような言葉があちこちで聞こえる。
二代目を捜索中だった。
その捜索隊のなかに、首と胴が離れた妖がいた。
首無、である。
鯉伴の側近である彼は、主である二代目にうんざりしていた。
昼間から遊びに出歩いて、このご時世に心配をかけて。
こっちの身にもなって欲しかった。
「ったく……。総大将っていう自覚が無いとしか思えない」
手元で紐をもてあそびながら歩く。
と、厳つい、力の強そうな妖——青田坊がやってきた。
その様子から、手がかりはなかったようであった。
ぬらりくらりと、父に似て気まますぎる。
「首無ぃ、いたか?」
「いたらこの紐でぐるぐる巻きにして引きずってきてるよ」
重いため息。
そして沈黙。
「勝手すぎる。どこいったぁ、鯉伴!!」
首無の叫び声が江戸の町に響き渡った。
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