二次創作小説（紙ほか）※倉庫ログ
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- 緋弾のアリア
- 日時： 2012/06/22 13:29
- 名前： ぷぅさん （ID: S0f.hgkS）
俺は、東京武偵高二年の遠山キンジ。普段はバスで通学しているが今日はわけあってチャリで通学している。
わけと言ってもただいつものバスに乗り遅れただけだ。次のバスを待てばいいという意見もあるだろうが次のバスに乗ると遅刻してしまう。というわけで仕方なくチャリを使ったわけだがなんと俺のチャリには爆弾が仕掛けってあった。
「そのチャリには爆弾が仕掛けてありやがります」
は？爆弾？なんのことだ？
そんなことを考えてると隣に二輪の移動型カカシみたいのが併走してきた。ハンドルのところにＵＺＩを乗せて
確か空港とかで使われる一人乗り用の『セグウェイ』ってやつのはず。
「チャリを止めたり、携帯を使ったりしたら爆発しやがります」
「はぁ？何の悪戯だ？」
とか言いながらさりげなくサドルの下を触ってみる。
すると四角くてゴツイ何かが付いていた。
「なんだこれ？Ｃ４か？つかこの大きさ大型トラックだって木端微塵だぞ！マジかっ！！」
人気のないところに向かって走りながらペンダント形通信機でエマージェンシーを通信科に送る。
「映画や漫画みてぇだがやるしかねぇ！」
東京に新しくできる『ゴールデンブリッジ』に向かう
ゴールデンブリッジはまだ完成したわけじゃないから繋がってない。だから、今できてるところまで全速力でこいで先の方からチャリを落とす。チャリが海に落ちた瞬間チャリのスピードがゼロになって爆弾が爆発する。俺は橋からチャリを落とす前にチャリから飛び下りればいい。
「いっけぇぇぇぇぇ！！！！！！！」
チャリから飛び下りて橋から海を見ると爆発と同時にデカイ水しぶきがあがった。
「はぁ、はぁ、なんとか終わったぁ」
少し遠くからヘリの音がする。
「武偵高かな？衛生科か救護科がいると助かるな」
飛び下りたせいで体のいろんなとこに傷ができた。地味に痛い。
キンジのところに武偵高のヘリが来たのはそのすぐあとだった。
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- Re: 緋弾のアリア ( No.6 )
- 日時： 2012/06/24 09:59
- 名前： ぷぅさん （ID: S0f.hgkS）
防弾制服に着替え予備のマガジンとスタンセットを持って現場に向かう。
走っていると車輛科の車が隣を走ってきた。武藤だ。
「キンジ！乗れ！」
「助かる！！」
車の屋根の武偵用のサイレンを鳴らしながら走っていると１０分ほどで現場に着いた。
現場はすでに立ち入り禁止のテープが貼ってあり、周辺の道路は通行止めになっていた。
「アリア！現状は！！」
「犯人は集団行動してるわ。人質は女子高生二名。要求は身代金と逃走用の車よ」
「突入はしないのか？」
「まだ無理ね。シャッターを全部閉められてる上に内側からはプラスチック爆弾の反応があったわ」
正面からはとても入れない。ならばどこから入る？駅ビルからしかないだろう。
作戦を一通り考えた後強襲科と狙撃科の生徒を集め作戦を説明する。
「まず俺とアリアで駅ビルから突入する。同時に。北口のシャッターをロケットランチャーで爆破。強襲科は突入し狙撃科は後方援護だ。第一優先は人質の救出だ。犯人逮捕は後回しだ。わかったな？」
了解と周りから声がする。
「じゃあ、行くか。アリア」
「そうね。さっさと終わらせてももまん食べに行かなきゃいけないからね」
若干冗談交じりに駅ビルに向かう。
「さぁ、デカイ祭りの始まりだっ！！！」
次の瞬間激しい銃撃戦が始まった。
- Re: 緋弾のアリア ( No.7 )
- 日時： 2012/06/24 22:02
- 名前： ぷぅさん （ID: S0f.hgkS）
俺が突入の合図をするとシャッターを吹き飛ばす爆発音がした。
中の犯人グループが混乱している隙にアリアと正面突破を試みる。
あわてて銃を撃ってくるがあわてていたせいか明後日の方向に弾が飛んでいく。
アリアはガバメントを乱射しながら的確に相手の銃を壊す。
俺はベレッタをフルオートにして奥に隠れているやつらを威嚇射撃する。
そんなことをしながら進んでいると縄に縛られた二人の女の子がいた。「キンジ二人は任せたわよ」
「了解だ。アリアは？」
「ここで足止めしてるわ」
アリアが足止めしてくれてる間に二人を連れて爆破した北口から出る。
衛生科の生徒に二人を頼んでから再び戦場に戻る。
中の制圧は大体終わったらしく逮捕された犯人たちがごろごろしていた。
アリアのところに行くとこちらもすでに終わっていてあたりには気絶した犯人とマガジンの抜かれた銃が転がっていた。
「さすがだな。余裕か？」
「余裕よ。こんな素人相手に負けるわけないじゃない」
「まったくだ」
そんなくだらない話をしていると一発の銃声がした。瞬間俺とアリアの間に銃弾が飛び込んでくる。
何だっ！！
「雇ったやつらばっかりだったがクソの役にも立たねぇ。ちゃんとした傭兵を雇うべきだったよ。失敗失敗」
まだ残党がいたらしいがさっきまでのやつらとは桁違いに強いことを悟る。
銃の持ち方などの一つ一つの動作がプロみたいだ。
一筋縄じゃいかないぞこいつはっ！！
- Re: 緋弾のアリア ( No.8 )
- 日時： 2012/06/26 20:21
- 名前： ぷぅさん （ID: S0f.hgkS）
銃をこちらに向けたまま歩み寄ってくる男。
使ってる銃はコルト１９００か。
「とりあえず自己紹介だけはしとこうか。俺は坂本英志元武偵だ。さらに詳しく言うと武偵殺しだったりする」
「っ！」
武偵殺しだとっ！
だが元武偵なら武偵高の生徒の乗り物に爆弾をやすやすとつけられたのも納得がいく。
「自己紹介したからには生きて返すわけにはいかない。ここで死んでもらう」
「自分から勝手に名乗っといてよく言うわね。自分勝手にもほどがあるわ」
「そうだったか？まぁ気にするな。どの道死ぬんだからな」
そういいながらいきなり発砲してきた。完全に不意を突かれたアリアは一瞬反応に遅れる。
「うっ！」
正確にアリアの右脇腹。肝臓の部分に当たったが防弾制服なので難を逃れた。
「次はお前だ。遠山キンジ」
「チッ！！」
俺の頭部を狙ってきた弾をビリヤードで弾く。
「さすがは遠山家の人間だ。あのぐらいじゃ死なんか」
今の戦闘に乗じて敵の真後ろに移動していたアリアが反撃を開始する。
相手の腕をとって柔道の要領で投げようとするが逆にアリアが投げられていた。１０ｍ以上。
床に何回もバウンドし壁にぶつかってやっと止まる。アリアはそれっきりピクリとも動かなくなる。
「アリアっ！」
「安心しろ。殺しちゃいない」
「何っ！！」
「お前との戦闘の邪魔だったからな。退場してもらった」
またもや話しながら銃を撃ってくる。
今度は屈んで避け相手の足に向かってベレッタを発砲する。
しかし、あらかじめ予想していたらしくジャンプして軽々と避けられた。
空中で撃ってきた弾をスプリットで銃弾を切る。空いた手でコルト１９００を狙って撃つ。
着地してすぐには避けられなかったらしくコルト１９００が粉々に壊れた。
「やるじゃないか。だが！！」
とたん相手は素手で突っ込んできた。
「私はＣＱＣの方が得意なのだよ！！」
顎や鳩尾を狙ってくる拳をなんとか避けるがとうとう腕を掴まれて投げられてしまう。
「がぁぁ！！」
背中を強くぶつけ呻き声をあげてしまう。
しかし、無慈悲にも俺の頭上には隠し持っていたらしいもう一丁のコルト１９００の銃口が向けられていた。
「死ね」
その言葉同時に引き金がゆっくりと引かれていく。
- Re: 緋弾のアリア ( No.9 )
- 日時： 2012/06/30 00:41
- 名前： ぷぅさん （ID: S0f.hgkS）
ああ これはアカンわぁ。
目の前の銃口を見ながらアホな考えと一緒に飛んでくる弾丸を止める方法を考える。
手を使う動作だと時間的に間に合わない。かといって転がって避けると背中を見せる形になってしまうからＮＧ。
ドンッ！！
考え終えたあたりで銃口から鉛弾が飛び出してきた。
後頭部を襲う鋭い痛み。それと同時に口の中に温かい感覚がする。
バイツ。
俺は銃弾を噛んで止めたのだ。
本格的に人間をやめたような技だ。
相手が油断してる隙に起き上がって距離をとる。
「あの弾を止めるとは予想もしていなかったな。本当に人間かね？」
「ご想像にお任せするよ。想像する暇があればな」
「減らず口を！！」
瞬間コルトの銃口が火を噴いた。
フルオートで飛んできた弾は６発。
だがその弾丸が俺に当たることはない。
ベレッタをフルオートにし６発全てをビリヤードとミラーで跳ね返す。
跳ね返した１発がコルトに当たって粉砕する。
「ぐあっ！」
床で手を押さえてのたうち回っている坂本を無視してその手に手錠をかける。
「坂本英志。殺人未遂および立てこもり事件の重要参考人の容疑で逮捕する！」
突入から三時間後。ようやく事件は解決した。
- Re: 緋弾のアリア ( No.10 )
- 日時： 2012/08/28 11:49
- 名前： ぷーさん （ID: S0f.hgkS）
武偵高に戻るなり救護科に連行されて検査と手当を受ける。
アリアいわく「いくらあんたでもあんな大技を何回も使ってたらただで済むわけがない」らしい。
最近はヒステリアモードじゃなくてもＳランク武偵の仕事をやってるため日常生活の一種になってしまった。
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