二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 特殊部隊 秘密警察。
- 日時: 2012/07/18 22:50
- 名前: 漆黒&紫 (ID: tf6BDv4K)
紫)はい、新連載〜。
黒)テンション軽すぎだろ。
紫)え〜…
黒)んじゃ第一話だ。
紫)…どうぞ。
〜出会い。そして結成。〜
「まぁまぁ。金出せば何にもしねぇよ。」
「な?だから持ってる分出せって。」
「も、もう持ってねぇんだって…;」
裏路地に響く数名の声。その会話から推測されるのはカツアゲ。全て男の声で、カツアゲをされている少年はもう帰してくれと言わんばかりに言葉を発する。
「ねぇ。」
「「「!?」」」
突如、別の声が聞こえ全員がそちらを向く。
そこに立っていたのは顔全体に包帯を巻き、ボロボロのマントを羽織った小柄な人物。声もくぐもっていて男か女かわからない。
「面白い事してるね。僕も混ぜてよ。」
「混ぜて…なぁ。ガキはもう帰ってさっさとおねんねしてな!」
「…誰がガキだって?」
ガキィン…
裏路地に鈍い音が響き、カツアゲをしていた一人が壁際まで吹っ飛んだ。
「あ、兄貴!;」
吹っ飛んだ男は頭から血を流し倒れていた。
しかし死んでいる訳ではなく、瀕死状態のようだった。カツアゲされた少年は小柄な人物を見る。
(こんな小柄な子が一体どうやって…)
そう考えたからだった。そして、どうやってあそこまでしたのかようやくわかった。それと同時に何故すぐ気付かなかったのかと考えた。
その人物の手には身長とはやや不釣合いな金属バットが握られていたのだった。
その人物はもう一人を金属バットで頭を殴ると少年のほうへ歩み寄ってきた。
「っ…!」
「何もしないよ。僕はyukiって言うんだ。君は?」
「…土方…十四郎だ…」
「そっか、そっか。それじゃあ、これあげるよ。」
そう言ってyukiが土方に渡したのは、真ん中に赤い石が埋め込まれたクロスのペンダント。
「何だよこれ…?俺はこんなものつける趣味無いぞ?」
「いいから。それにコレ。」
そう言ってyukiが胸元から取り出したものは、同じ色違いで真ん中に緑の石が埋め込まれたペンダント。
「土方君のペンダントと、僕のペンダント。また会えるようにって言うおまじない!」
yukiはエヘヘと笑う。その声につられて土方も微かに笑った。
「また会えるようにってか。いいぜ。俺もまた別の場所でお前に会えればと思っていた所だからな。」
「そっか!なら約束!また絶対に何処か出会おうね!それで、すぐわかるようにコレつけててね!」
「…おぅ。」
これが始まりの序盤に過ぎない事をまだ誰も知らない——
あの事件から数年経ち、土方は高校の教師になっていた。
その理由はyukiがまだ小学生ぐらいだったから、教師なれば会えるかもしれない。そんな理由からだった。
入学式のクラス発表。土方が持つクラスは1年1組。周りからは、
「同じクラスだね!」
「うん!今年もよろしく!」
や、
「チッ、何でこいつと一緒なんだよ。」
「それは俺の台詞だ!」
みたいな会話が聞こえる。
ところがクラスを張り出している紙の前で立ったままの少女。土方はその少女の事を遠目から見つめていた。が、少女は視線に気がついたのか土方のほうに歩み寄ってきた。
「どうも。1年1組になった夜島 倖と言います。あなたが土方先生ですね?」
倖は丁寧にお辞儀をした後に、尋ねた。
「あ、あぁ…よろしくな…」
土方の話し方がぎこちない。それは倖が身につけているものが原因だろう。
倖の姿は、普通の制服なのだが、首元から下げられたペンダント。それはあの事件の時に土方がyukiから貰ったものと同じデザインでyukiが持っていたものと同じものだった。
「…ちょっと着いて来い。」
「…わかりました。と言うか、手引っ張らないでください!痛いんで!!」
——
現在、校舎の裏で土方と倖、二人が向かい合って立っている状態だ。
そしていきなり土方は頭を下げて言う。
「あの時はすまなかった。お前に警戒したり、迷惑かけて…」
倖は軽く微笑み、あの口調で土方に言った。
「いいんだよ。僕もあの頃の君を見てて我慢できなかっただけだから。だから顔あげて?」
そう言われて土方はすこし躊躇いながらも顔をあげる。そして唐突に倖に言った。
「…俺も、あの頃のお前みたいに誰かを守りてぇんだ。だから…」
そう言い、少し俯きながら手を差し出す。倖はその手を握ってこう言った。
「それじゃあ、秘密部隊 秘密警察の結成だね!」
「!…あぁ!」
「ねぇ。二人でいるときだけ、トシって呼んでいいかな?僕の事はあの頃と同じくyukiって呼んでくれていいからさ。」
「わかった。これからよろしくな、yuki。」
「うん!」
——
紫)はい終わり〜。
黒)…何だこのks小説。
紫)まぁまぁ。バ作者にはコレくらいの文才しかないんだって。
黒)そうだ。yukiはゆうきと読む。
紫)…男の子みたいだよね;
黒)そうだな;…じゃあな。
紫)それじゃ!!
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