二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 薄桜鬼 もしも録
- 日時: 2012/11/06 16:18
- 名前: エナ (ID: L6Qpujhg)
どうもエナです。
※コレは千鶴ちゃんが雪村を滅ぼされた時に現代にトリップしてしまったら?的な感じのお話です。
※薫くんは綱道さんに保護され千鶴や鬼の事を忘れてしまいます。
※ちなみに千鶴ちゃんは覚えてます。
まぁよかったら見てください。
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- Re: 薄桜鬼 もしも録 ( No.1 )
- 日時: 2012/11/06 16:51
- 名前: エナ (ID: L6Qpujhg)
「君、こんな時間に1人?お母さんやお父さんいる?」
「お名前と住所言える?どこから来たのかな?」
「ていうかなんで着物なの?」
さっきから千鶴は質問攻めにあっている。
数十分前まで薫と一緒に逃げていたのに気付いたら見たこともない建物ばっかだった。なんでこんな事になってしまったんだろう。
そう思いながら千鶴は段々いらついてきた。
(早く薫に会いたいのに何でいかしてくれないのかなぁ・・・・・)
「あの・・・すみませんけど私兄を探してるのでどいてくれませんか?」
「お兄ちゃんもいるの?でもとりあえず警察署の方に来てくれるかな?」
「でも怪しい人には着いていってはいけないって母様が・・・・・」
「いやあの僕達一応警察、おまわりさんなんだけど・・・・・」
(けいさつ?おまわりさん?よくわかんないけど逃げたほうがいいよね。)
そう思って千鶴は逃げ出した。
「あ、ちょっと君!」
3人の警察官をふりきって千鶴は猛ダッシュで走った。
「はぁ・・・はぁ・・・」
息を切らせながら千鶴は路地裏へ入った。
「母様、父様、薫・・・・・どこに入るの?」
千鶴は段々分かって来た。ここは鬼の里ではない事。
何でこんな事になってしまったんだろう。
「おいお前大丈夫か?」
- Re: 薄桜鬼 もしも録 ( No.2 )
- 日時: 2012/11/06 17:09
- 名前: エナ (ID: L6Qpujhg)
「おいお前大丈夫か?」
「−え?」
振り向いたら少年が立っていた。
「あ、あの、その」
「あ〜別に怖がらなくていい。お前名前は?」
「雪村・・・・・千鶴です。」
「千鶴か。俺は南雲千隼。12歳。ところで家に帰らなくていいのか?」
「家なんてもうないよ・・・・・・」
この状況で帰れるわけがない。
「・・・・・俺ん家くるか?」
「え?」
「その格好じゃまずいしそれも見つかったらやばそうじゃん。」
「それ?」
「その刀だよ。」
千鶴は思いだした。服の背中の中に小太刀を納めていた事。
幸い警察官にはバレなかったが走ったおかげで背中からはみ出てしまってた。
「事情は分かんないがとりあえずうちこいよ。」
「は、はい!」
千隼は南雲家の末裔。
- Re: 薄桜鬼 もしも録 ( No.3 )
- 日時: 2012/11/07 09:37
- 名前: エナ (ID: L6Qpujhg)
千隼は母親が病気で亡くなり父親が1人でずっと育ててきてくれたらしい。
だが父親も仕事と子育ての両立に疲れてしまい、千隼を親戚の家に預けたらしい。その親戚の人は仕事が忙しく全く家に帰ってこないという。
だがらこの家に住んでも良いという事だ。
千隼の家はとても大きい剣道の道場だった。だが今では生徒もいなくなりただの物置部屋みたいになってしまってる。
千鶴はその物置道場に無理やり連れてこられた。
「とりあえず服を貸すからここで着替えろ。着物は洗ってやるから。あ、刀はそこらへんに隠しとけよ?」
「は、はい!いろいろありがとうございます!」
「じゃあ俺は外で待ってるから。」
そう言って千隼は出て行った。
そして千鶴は困った。服の着方がわからないのだ。
千隼が貸してくれた服はパーカーとハーフパンツというラフな格好だ。
(え〜と・・・千隼さんが着てる奴みたいに着ればいいんだよね?)
千鶴は必死な思いで服を着ることが出来た。
それからというものの千鶴の毎日は大変だった。
字を覚えるのも電化製品を使うのも一苦労だった。
なんとか覚えてから1年がたった。
千隼は親戚の人に頼んで千鶴を小学校へ入学させてくれた。
千鶴は千隼の『田舎から出た妹』ということにしてくれた。
名字も『雪村』ではなく『南雲』にした。
数年後
「千鶴ちゃん!おっはよ〜!」
「彩ちゃんおはよう。卒業式なのに元気だね。」
「えっへへ〜実はね木下君と付き合う事になったんだ〜!」
「へぇ〜よかったね。」
「千鶴ちゃんも彼氏つくりなよ〜もうすぐ中学生なんだよ?」
「う〜ん今はいいや。」
「まぁ千鶴ちゃんはかっこいいお兄さんがいるもんね〜」
「え〜千隼さんとはそんなんじゃないよ。」
「でもお似合いだと思うけどな〜・・・・あ、噂をすればじゃん。」
「え?」
「ほらあそこお兄さんいるよ。近づいてきてるじゃん。卒業式だから見に来てくれたんじゃないの?」
「え、でも大学受かったばかりなのに・・・・・」
「千鶴ちゃんのお兄さん〜!!こっちですよ〜!!」
「ちょ、ちょっと彩ちゃん!」
「彩ちゃんおはよう。てか千鶴。なんで今日が卒業式って言わなかった。」
「だ、だって千隼さんせっかく大学受かったばかりなのにゆっくりさせたいって思って・・・・・」
「あのなぁ大事な妹の卒業式なんだから見に来るに決まってんだろ。」
「そ、そう・なの?」
「千鶴ちゃん、私先生に挨拶してくるね。なのでごゆっくり!」
「あ、ちょっと彩ちゃん!?」
「ホラ千鶴帰るぞ。どうせ彩ちゃんとは同じ中学なんだからまた会えるだろ。今日は俺の合格祝いと千鶴の卒業祝いだ。おばさんも帰って来るんだぞ。」
「う、うん。」
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