二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ルーンファクトリー1 異種族の架け橋 ( No.2 )
日時: 2008/10/02 23:01
名前: リュウ (ID: QxOw9.Zd)

その日は朝から体調が悪かった。体が重く、頭もぼう

っとして、いつもより家事をこなすのが辛かった。

「タバサ?大丈夫?具合悪そうだけど・・?」

「大丈夫です、お嬢様。ちょっと疲れてるだけです」

ビアンカにはそう言ったものの、結局体調は午後にな

っても良くならず、雑貨屋に買い出しに出かけた時は

熱っぽさまで出ていた。ジェフにもロゼッタにも心配

されたが、なんとか買い物を済ませ、店を出た所で意

識が朦朧とし・・そこから先は覚えていない。



「いやー、びっくりしましたよ。タバサさんを見かけ

て挨拶しようと思ったら、急に倒れるんですから。」

「・・御心配をおかけしました。・・あの、ここは・

・・?」

「僕の家・・っていうか、ミストさんから借りてる家

です。今日はエド先生が薬草採取かなんかで病院が休

診状態なので、ここに運ばせてもらいました。タバサ

さん、ずいぶん熱が高かったんで心配しましたよ。」

「そうなんですか・・。ご迷惑をおかけしてすいませ

ん・・。」

いえいえとんでもない、と笑いながら濡れタオルを用

意してきて、額に当ててくれた。この町の人達は皆

優しいが、この人には他とは違った特別なものが備わ

っている・・。タバサは初めてラグナと会った時から

、そんなふうに感じていた。