二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【復活】+闇夜の足跡+【REBORN】スレツナ小説うp ( No.18 )
- 日時: 2010/01/26 17:03
- 名前: 黒蝶 (ID: xs5T8t9X)
【ふりかかる災難】
(ちょぉぉおぉぉぉっっっっっ!!!ええっっっっっっっっ!?んで此奴・・此処にいるんだよ!)
綱吉は演技を忘れていた。
綱吉の目をするどく雲雀をにらみつける。
勿論それに気づいた雲雀は笑みをこぼした。
「ふぅん・・・・・・・・・・・そんな目つきもも出来るんじゃない」
(しまった!!!!あぁ・・・・・・・・・・・もう。どう黙っててもらうかな・・・・・)
綱吉のココロから演技と言い訳の文字は消えていた。
「・・・当たり前だろ。『人』なんだからな」
雲雀は更に不敵な笑みをこぼしだす。
綱吉ももう、怪しい笑いしかしない。いつものダメツナではない。
正真正銘の表の綱吉、だ。
そして綱吉は雲雀に声をかけ始める。
「お、そうだ。さっきの質問に答えるぞ。何処に行くか?だっけか。勿論静かな場所にいくんだ。人がいるとサボりだとかなんとかでうざいからな。」
「へぇ・・・・・・・・風紀委員がいるのを忘れないでね。」
2人はもともとひとけのない場所にいたから想わないが、人がいたらここには誰もよってこないだろう。
「ん、まぁ。忘れてはいないけど、」
綱吉はバックを握って片方の手で頭をかくふりをする。
「でもまぁ、早く帰りたいか、らっっ」
行ってる途中で一歩下がって綱吉は走り出した。
雲雀もそれに気づいて追おうとするが、途中で携帯がなり、あきらめてしまう。
「もしもし。あ、草壁?何。用なら早く言ってよ」
苛々とした口調で雲雀は言う。
だけど雲雀は追いかけるよりも明日、綱吉はどういう態度でくるのかが楽しみだった。
ピッ
雲雀が携帯を切ると、キラリとひかる物を見つけて近づいてみると、それは綱吉のキーホルダーだった。
今日もきっといたずらでつけさせられた、ちょっぴり汚い金属製のキーホルダー。
コレで、綱吉と会う理由ができる・・・。明日はどうやって咬み殺そう。
雲雀は強い奴に会えたことが、咬み殺せることが、楽しみだった。
沢田宅。
「綱吉−。学校から電話あったわよ。また途中からさぼったんだってねぇ。あんた将来どーするつもり?」
奈々は綱吉に声をかけながら階段を上っていく。
綱吉はそれに「べつにィ・・・」とそっけない返事をする。
「母さん別にいい高校や大学・・・・・・・・・」
綱吉は奈々の態度にいちいちつっこみながらも、自分を心配していることは嬉しくないわけではなかった。
奈々は綱吉にとって信頼できる人の1人だから。
ココロを閉ざしてしまう綱吉には気持ちの置き場があまりなかったのだ。
「ツーっ君。・・・・・・・・・今日家庭教師の先生来るの。」
「家庭教師!?」