二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【復活】+闇夜の足跡+【REBORN】 ( No.4 )
日時: 2010/01/17 14:14
名前: 緋翔 (ID: 1SUNyTaV)

スレツナ小説。。


【偽りの顔】

(今日も・・・・・・か。)
ゴミ箱を両手に二個ずつ持ち、焼却炉へ向かう。
その少年---・・・・・・綱吉は表面上はゴミ箱が重い、疲れたなどの表情をしておきながら、心の中ではぼやきながら歩いている。
(はぁ・・・・・・。別に押しつけられて捨てに行くのはいいけどいちいち戻るのがめんどいんだよな・・・)
綱吉にかかれば一気にゴミ箱なんて持って行けるがダメツナは持って行けない。
(今日は帰ったら何するかな・・・・・)
ちゃんと演技はしながらも考えることは違う。
ふと、目をむけるとガラの悪い3年生が歩いてくる。
(どうするかな・・・・・・・・あいつらどうせぶつかってこようとしてるんだからよけてまきこまれないほうがいいか、そのまま歩いて避ける振りをしてぶつかられるか・・・・・・・・)
まぁそんなことを考えても無駄ならしく、3年生らは横に広がって廊下をふせいだ。
綱吉の前の人達が全員走り去ったあとに、だ。
(ダメツナはゴミ箱もって走れないんだよな・・・)
たしかそういう『設定』だったはず・・・・・・と想いつつ、内心溜息をついて3年生を避ける振りをした。

ドンッッ

「ああ゛?てめぇなにぶつかってんだよ。おーいて。腰の骨おれたかも−。」
(たかがぶつかっただけでおれるってどんだけやわなんだよ。)
なんて想っていても絶対に声には出せない。出すわけにはいかないのだ。
まぁ対処法は一つではない、明日治療代もってきますとかいうとか軽く2・3発殴られればそれですむ。
(っていうかこういうときこそ『風紀委員』の仕事じゃねぇのかよ・・・・・)
はぁ。と心の中でまた溜息をついてしゃべり出す。
「すっすいません。前が見えなかったもので・・・」
正直顔を上げなければ見えない位置だった。ずっと下を向いていたから。
気配で察知しなければ気づかないだろう。
「なにそれー。俺たちのオーラが見えないってことー?」
「なんだよ、御前オーラの特訓としてたっていわなかったー?」
「仕方ねぇよ。此奴馬鹿だからキット見えなかったんだぜ」
そうか。などと3年生でくだらないやりとりをしていながらも綱吉は正直ほっとした。
あのままいったら殴られるはずあったから。
笑いに変わってくれて嬉しい・・・と想いつつもまだ顔はおびえている。
「まぁいいや。1発殴らせろ。」
(ちっ。やっぱり殴られるのかよ)
こんなひ弱な奴等の力なんて痛くないが母親に心配されるのは困る。
(まぁ母親には恩があるしな−。ボンゴレ関係者の父親とくらべれば好きなほうだよ)
と考えてるうちにあいては綱吉の胸ぐらを掴み、片腕を持ち上げている。
(腹の隠れてるところが良かった、が、無理らしいな)
角度てきに顔だろうとおもい、綱吉は目をつぶった。