二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ウラギリモノ 【D.Grey−man】 ( No.11 )
日時: 2009/12/30 16:59
名前: 優奈 ◆GRWfOdHt$W (ID: z83z2M6V)

#06[協力者]


 「やっと着きましたね・・・」
 「ん—・・」

 昼下がりのロンドンは意外と人がいてにぎやかだった。


 「まずは協力者ンとこ行くぞ」


 先ほどから黙っていた神田が口を開いた。


 「サポーター?」
 「探索部隊はいないんですか?」


チッ____



 小さな舌打ち



これだからモヤシは___



 小声の愚痴



 それは神田から聞こえていた。


 「いねぇ。代わりに情報屋とかいう協力者がいる」


 「今、僕に舌打ち&愚痴言いましたね?」


 「あ?テメ___」


 「協力者は何処かな!!!」


 マシロは大声で2人の会話をさえぎった。

 周りにはものすごい注目を浴びた。


 「そんなにケンカしてぇんなら他所でやれ、って言ったよね、単細胞くん?」

 「・・すみません」

 「ん、じゃぁ行こうか。協力者のトコへ」



          ♪



 3人を見ている影が1つ。

 3人のうち1人は女。



 ゴスロリの服装をした女の子が3人を見ている。



 「あれが千年公の言ってたコかぁ〜♪」


 どこからか棒つきキャンディーを取り出して舐め始めた。


 「伯爵タマにバレると叱られるレロ!!」


 「うるさいなあ〜傘は黙ってろよ」


 そういってキャンディを噛み砕く。

 バリバリと音を立てて飲み込んだ。


 「お手並み拝見だねぇ〜♪フフ・・・
 ____行けAKUMAッ」


 どこからか風船のような物体が現れた。


 でも


 風船と呼ぶには違いすぎる。


 AKUMAと呼ばれたソレは人の姿に変わった。


 数十体のソレらは老婆だったり、少年だったり、ご夫人だったり・・・


 いろいろな姿に変わり人ごみへと姿を消した。




 ゆっくりと3人に近づいていく。