二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 鋼の錬金術師 光影の少女  ( No.4 )
日時: 2009/12/12 17:05
名前: 椿薔薇 (ID: Q3zV8Sch)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14385

第六話「電話」
あの日…突然だった。姉の死を告げる一本の電話が…
   =プルルル…ガチャンっ=
「はい!フィラオです、何のようですか?」
お姉ちゃんの帰りを楽しみに待っていた私は勢いよく受話器をとった。
「妹さんですか…?軍のアスカ・クロードというものですが」
透き通った、だが悲しい声をしていた
「はい。軍の方がなんのようですか?」
私はなんのことか全く分からなかった。次の言葉がでるまで私はそんな、あんなことを聞くなんて思ってもなかった…
「とても言いにくいんですが…お姉さんのフィラオ・ミラオさんが事故にあいまして、その場に偶然居合わせた軍のものが病院に送ったのですが…もうそのときには…」
本当に唐突だった。何のことがさっぱりで混乱すらもしなかった
「え、あ、あの。なんのことかさっぱり…」
「…。お姉さんが事故でお亡くなりになられたんです…」
やっとやっとなんのことか分かった。いや、分かっていたのかもしれない。しんじられなかっただけだ…

第七話「姉と錬金術」
『突然ね。本当に…しかもなくなった日は妹さんの誕生日だったんでしょう?不幸ね…』
『しっかりしたいいお姉さんだったのにね。お母さんが行方不明になった後も…』
「…」
本当に…本当に…やさしいお姉さんだった。なんでこんなことに。。。
お姉さんはわたしへの誕生日プレゼントを買いに行った帰りに交通事故にあったのだという。しかし、あんなとこに…という場所での事故だったので仕組まれた事件だったのでは。とも言われてる…
「アムール。。。これからどうしようか」
私のもう一人のお姉ちゃん、フィラオ・ノープル。同じく…信じられずにいたが今の光景でやっと自分たちのこの後を考えていたようだ
「アムールさんですか?あのときの電話のアスカです。お姉さんが貴方に誕生日プレゼントとしてかっていたものです。」
それは包装された厚い本だった。
「?これ…錬金術の本だ。。。やっぱりお姉ちゃん私の欲しいものわかるんだ!」
それはずっと前から欲しかったけど高くて買えなかった錬金術の本だった。そして、パラリと手紙が落ちてきた
「あ・・・これ」
 
『アムール、お誕生日おめでとう。欲しがってたものよろこんでもらえたかな?
こんなお姉ちゃんだけどこれからもよろしくね。
誕生日を機会にいままで言ってなかった事で貴方がいつも聞いていたことを書こうと思います。
私はずっとさがしていたものがありました。それはこの国が平和に、錬金術が幸せのために使われる世界にするために。と…とある石なのですが、それは簡単に言えば願いがかなう石なんです。私にしてその石はそうなんです・・・その石は「賢者の…』

手紙はそこで切れていた。。。