二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 鋼の錬金術師 光影の少女  ( No.6 )
日時: 2009/12/12 17:09
名前: 椿薔薇 (ID: Q3zV8Sch)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14385

第十話「白い教会」
大雨の吹き荒れる夜中。白い教会に向かう姉妹の姿があった・・・
「お姉ちゃんの好きだったこの教会で、神様にもお願いして…やっとこの日がきたんだ」
姉妹は棺を農業用の石運びに乗せながらやってきた。その手には大きなバスケットが。これはよくお姉ちゃんがつかっていたもの、なかにはいつもパンが入っていた。だが今はちがう、人体練成に使うものがはいっている…幸せのバスケット。そう呼んでいた。だからこそこの中にいれたのだ
「ついた…ここだ」
白い教会の中に入っていく。この教会はもう使われなくなってしまっていた、だがこんなに新品の用。それこそお姉ちゃんの錬金術で綺麗にされていたものだ。使われなくなったのもおねえちゃんがここで子どもたちをあつめて勉強会や錬金術をおしえていたからだ。お姉ちゃんが亡くなった後つかわれることも子どもたちの笑い声、錬成の音もしない…
だが今日。大きな錬成音が、雷の音にかき消されながらも鳴り響く。

第十一話「悲惨なる心理」
ノープルは床に元素なりなんなりを並べた
「えと。水30㍑、炭素20㎏、アンモニア3.5㎏、石灰1.5㎏…」
それらを教会の真ん中においた棺の中にいれる
「構築式・・・」
アムールは床に、棺を囲むようにしてかきあげた。
ノープルはナイフを取り出して自らの腕にあてた
「「そして魂の情報」」
腕を少し切る
「っ・・・」
流れ出る血。その鮮血は棺の中に落ちていく
「やっと。やっとだ…お姉ちゃん」
「さぁ…やりましょう。」
二人は顔を見合わせた後冷え切った床に手をついた

錬成は…

成功か

失敗か

黒い、黒い何かが錬成陣の。彼女の目の前に現れたときに何かを悟った。
禁忌とされている理由。成功したというのを聞かない。人は…

生き返るはずがない。

気づいたとき私は真っ白な空間にいた
「ここ…どこ?」
すると目の前に大きな扉があらわれ後ろから声がした
「身の程しらずが。わかってたんだろ?人はいきかえらないって」
そこには
「あなた…」
真っ白いなにかがこっちをみながらにやけていた
「誰?」
「は〜さっき同じことをきかれたよ。お前の姉ちゃんにな!」
「ノープル…?」
「俺はおまえらがいう【世界】。
宇宙。神。全。一。未来。過去。そして心理
 ・・・俺は譲ちゃん、お前なんだよ!」

それから何がおきたか分からない。
後ろから黒い手が伸びてきて…扉に入る、情報?なにがなんだかわからない。頭が壊れて真っ白になりそうだ…あいつがいってた。心理。
だが、なにを言ってもその後そいつは何もおしえてくれず一言だけ口を開けた
「等価交換、最後におしえてやるよ…人は生き返らない!」

・・・私の右腕は赤く染まり、持っていかれていたのだから
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ〜!」
リバウンド。
隣にいたお姉ちゃんは口から血をだしうずくまっていた。なにかを言おうとしている、だが彼女の声はもう無い…