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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 出撃!雷門女子サッカー部! 3代目 ( No.1 )
- 日時: 2009/12/14 17:25
- 名前: くろーばー (ID: SLKx/CAW)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=12354
第5話 家に一人
その日、夕香は6時半過ぎに家に帰った。
『夕香のチームに双子が?』
携帯越しに兄、修也の声が聞こえる。
今は大学の強化合宿で秋田県にいるのだ。
「そう。しかも、鉄壁だった『フルーツ
バスケット』も破っちゃうし。
本当凄いの」
『そうか、頑張れよ。もし何かあったら
いつでも連絡しろよ。いいな?』
「うん。お兄ちゃんも合宿頑張って」
夕香は携帯を切ると、大きなため息をついた。
両親は仕事で当分帰ってこないし、
お兄ちゃんは合宿だし、今家にいるのは
自分のみ。
暇なので、とりあえず天気予報でも
見てみる。すると、インターホンが鳴った。
こんな時間に?もしかしたら詐欺師が
なんかかもしれない。夕香は緊張しながら
玄関に向かった。
「どなたですか?」
『俺』
「オレオレ詐欺なら断ります」
『何言ってるんだよ?俺だよ、
風丸俊太。雷門サッカー部のキャプテン!』
「わかってるって」
夕香はクスクス笑いながら
ドアを開けた。
「急にどうしたの?」
「いや、その……心配になってさ。
他の家族は誰もいないんだろ?
女子1人じゃ、さすがに不安だろうと
思って」
「なんだそれだけ?私だって小さい子じゃ
ないんだから大丈夫よ。それより、
『白雪聖夜』って人のこと知らない?」
「知らないけど、どうかしたのか?」
「昨日、部活中に来たの。今日来た転入生いる
でしょ?あの2人のこと何故か知ってて、
サッカー部に入るとか言ってきて……」
「転入生の元クラスメイトなんじゃないか?
でもなんでわざわざ雷門に来る必要が
あるんだ?」
「わからない……不思議なのよね、
その聖夜って人」
夕香と俊太は顔を見合わせた。
続く!!
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