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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 出撃!雷門女子サッカー部! 3代目 ( No.8 )
- 日時: 2009/12/16 17:06
- 名前: くろーばー (ID: SLKx/CAW)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=12354
第7話 美少年再び
「やあ。こないだは驚かせてごめん」
少年は頭を下げた。
この前突然学校に来た聖夜だ。
「それはもういいんだけど、
白雪くんは名月たちとは知り合いなの?」
「まぁ、そんなところかな。
ところで、今度宝石学園と試合するんだろ?」
夕香は驚いた。一部の人しか知らないはずの
情報を、何故この人はもっているのか。
「あなたは宝石学園の生徒?」
「違うよ。ところで、試合をするまえに
宝石学園のこと、ちょっと聞きたいと
思わない?」
「え、まぁ情報がないよりはマシだし」
「じゃ教えてあげる。宝石学園は結構
スポーツにも力を入れていて、生徒はみんな
身体能力がいいんだ。金持ちだからって
油断しちゃ駄目だ」
「へぇ」
確かにもっていなかった情報だが、
試合をする身としてはもう少し聞きたい。
「他には?」
「それは試合でのお楽しみだよ。今喋りすぎると
試合がつまらなくなるだろ?」
「つまらないとかいう問題じゃなくて」
「じゃあね。試合、楽しみにしてるよ」
聖夜は手を上げた。そして、信号を渡らずに
曲がった……と思ったらいつのまにか
消えていた。
「変なの……まぁいいわ。とにかく油断せずに
集中してプレーすればいいのね」
夕香は信号をやっと渡ることができた。
梅雨入り前で空はどんよりしているが、
雨が降る心配は無さそうだ。
続く!!
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