二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: アリスと魔法と魔物と ( No.2 )
日時: 2010/01/02 10:08
名前: チャミー (ID: 4PXLzKd2)

第2話「魔導士VSアリスVS勇者」


ナツ「…………」
ルーシィ「はぁ……」
ハッピー「捕まっちゃったね」
グレイ「…………」

4人は部屋に閉じ込められていた。
……と言っても、4人は魔導士なので、こんな部屋壊そうと思えば壊せるのだが。
ルーシィの提案でしばらく様子を見ることになったのだ。


***


エイト「いーやーだー!!!」
神野「いい加減にしろ」

神野(先生)が電気をバッチバチいわせながらエイトを睨んでいる。
エイトはさっさと捕まってしまったナツたちとは違って、絶対に捕まらないぞ♪ みたいな気持ちで逃げ回っている途中なのだ。

エイト「捕まえられるものなら捕まえてみな♪ ひゃっほ〜い」
神野「待て!!」

とうとう神野(先)がアリスを発動してしまった。
これで気を失って倒れたところを捕獲——のはずが……


エイト「いったぁ!! なにすんだよ!!」


エイトは全く気にすることなくまた走り出した。
その様子を見ていた人たちも、「おお……」みたいな空気に包まれた。


***


ナツ「そろそろ脱出するか!!?」
ルーシィ「ダメ!!」
ナツ「いいだろ、別に。俺らは無実の罪だぞ!?」
グレイ「そうだ。だいたい、もう壁は壊した」
ルーシィ「ぎゃ——ッッ!!!」


*「何事だ!?」
*「壁が壊れてるぞ!!」
*「逃げたか!?」


ルーシィ「ほらー、気付かれたじゃない!!」
ナツ「よし、俺がブッ倒してくる!!」
グレイ「オレも行く」
ハッピー「じゃあ、オイラたちは逃げよ」
ルーシィ「いや、ダメ——」


ナツ「火竜の咆哮!!!」
グレイ「アイスメイク、突撃槍ランス!!」

ルーシィ「ダメ——ッッ!!!」
ハッピー「あい」

早速攻撃を始めたナツとグレイを見て、泣きそうになりながら、ルーシィはハッピーと共に空へ飛んでいった。


*「空へ逃げたぞ!!」
*「追いかけろ!!」


ルーシィ「ぎゃーーっ!! なんであいつら空飛んでんのよ!?」
ハッピー「オイラの魔法とは違うみたいだね」
ルーシィ「ハッピー、おろして!! あたしも戦う!!」
ハッピー「さっきまで戦っちゃダメとか言ってたのに」
ルーシィ「いいからおろして!!」
ハッピー「あい」

そういうと、ハッピーは羽をしまった。
すると、ハッピーとルーシィは地面に向かって落ちていった。

ルーシィ「ぎゃ———ッッ!!!」


どさっ!!!


*「こっちか!?」
*「こちのほうに落ちたぞ!!」


ルーシィ「……よし」

ルーシィは頷くと、カギを手にとって叫んだ。


ルーシィ「開け! 人馬宮の扉!! サジタリウス!!」

すると、ぱあっと辺りが明るくなり、変な生き物が現れた。

*「なんだアレ!?」
*「捕まえろ!!」

とびかかってくる人たちを、サジタリウスが弓矢で追う払う。

サジタリウス「弓矢は命中しないようにしていますからしてもしもし」

ルーシィ「ナイス♪」


こうして、ルーシィも逃げ出した。



続く