二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ひぐらしのなく頃に 楽 ( No.1 )
- 日時: 2010/01/20 18:21
- 名前: 東雲殊葉。 ◆TOKlR24emk (ID: DrxGkANi)
01 ババ抜き1
「『部活』の時間だよー!」
そう言って魅音は、いつものメンバーを集める。
「今日の部活は何なのかな? かな!」
レナは真っ先に魅音の隣に座った。
「おーっほっほっほっ! 今日こそ圭一さんに大恥をかかせてあげますわあああぁぁ!」
続いて、沙都子がレナの真ん前に座る。
「圭一、今日も頑張りますです」
梨花ちゃんがにっこりと微笑んで、沙都子の隣に座る。
で、最後は俺。どんな顔をしてるのか分からないが、みんなクスクスと笑っている。
魅音は全員席についたことを確かめると、机の上にトランプを出した。どうやら、今日は新品のトランプを使うらしい。
「今日は、オーソドックスに『ババ抜き』なんかどうかな!?」
「異議なーし!」
魅音以外のメンバーは、声を合わせて言った。
「カードを取って一喜一憂して、相手を騙してもいいよ」
「ババ抜きは、いろいろと作戦がくめるからな」
レナは「そうだね」と優しく微笑んだ。
「それに、圭ちゃんも互角に戦えるように、新品のトランプを持ってきたよ!」
「おお! 魅音、サンキュー! これで俺も全力を出しきれるぜ!」
俺は立ち上がり、ガッツポーズをした。みんなの視線が俺に集まる。恥ずかしい……。
とりあえず、これ以上変な目で見られるのは嫌なので、俺は静かに座った。
「で、次はお待ちかねの罰ゲーム! 今日の罰ゲームは……」
みんなが唾を飲む。頼む、恥ずかしいのだけはやめてくれ……!
「エンジェルモートの制服を着てもらうよ!」
エ、エンジェルモートの制服だとぉ!? あのすっごい恥ずかしいやつ!?
「この勝負、負けられないね……」
みんなは静かに頷いた。
「じゃあシャッフルして、カードを配るね!」
魅音は器用にカードを混ぜている。そして、みんなに一枚ずつ静かにカードを配っていく。
うわっ、ジョーカーだ……。こりゃあ、キツい……。
「じゃあ……始めるよ!?」
この一言で、激闘が始まった。