二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 不幸な少年達 【リボーン×バッカーノ!×インデックス】 ( No.91 )
日時: 2010/10/11 09:22
名前: 鈴蘭 百合音 (ID: NihAc8QE)

   終余章
     『不幸で幸福な後々』


マ「 —— ・・・と言うわけで、あなたのおかげで大変でしたよ」

 マイザーがそう語りかけていたのは、鋭い目が特徴の不思議な雰囲気を持った男性だった

ロ「そうか、よかったじゃないか」

 その男性は不気味ともとれる薄い笑みを浮かべながらそう答えた

マ「よくないですよ」

 マイザーはため息を返す
 そんな彼を見てか、男性はぼそりと呟いた

ロ「・・・まぁ、俺も楽しめたしな」

マ「え?」
     、、、、
ロ「・・・まあいい。目的は達成したんだからな」

マ「・・・」

 急に黙り込んだマイザーに男性は首をかしげる

ロ「どうした?」

マ「いえ・・・ちょっと、あれで良かったのか・・・」

ロ「いいのかどうかは俺じゃ分からん。・・・答えは本人でなければ分からないのだろうか・・・まあいい」

マ「ロニー、暴走してますよ」

ロ「あぁ、すまない。今回は想定外のことが多くてな」
   、、
マ「悪魔にも、想定外ってあるんですね」




ロ「・・・まあな」


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 日常は驚くほどあっさりやってきた

 リボーンに蹴り飛ばされて、ベッドから半分ずり落ちながら俺は思った
 昨日のあの不思議な人たちは何だったのだろうと

ツ(学園都市の幻想殺しと禁書目録とアメリカのカモッラとホムンクルスと死神!?今考えると凄いよね!?)

 今更ながら青ざめるが、下から京子ちゃんとハルの声がして、俺は慌てて駆け下りる

ツ(とりあえず・・・二人とも無事に帰ってこれたし・・・いいよね)


 日常は、こうして過ぎてゆく


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 学園都市に帰ってきて上条が一番にしたのは、旅行中慌しくて出来ずにいた、携帯の家計簿ソフトで旅行中の出費を整理することだった

当「ぐぁー・・・、やっぱインデックスの出費が痛いなー。節約しないと貧乏学生の上条さんの食事が月末には消えてしまいますねー」

 懐が涼しいぜ・・・と途方に暮れつつある上条の耳にチャイムの音が届いた

土「にゃー、かみやんいるー?ちょっとねーちんから頼まれたんだけどー」

 妙に間延びした声は、間違いなく隣に住むクラスメイトの声だった
 もしや、と上条が身構えた瞬間、その多角スパイであるクラスメイトから殺しの一言を喰らった




土「魔術師倒すの、手伝ってほしいんだぜい♪」


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当たり前にやってきた

不幸で幸せな日常

男達はそんな毎日を

今日も充実させていった




                                                 END