二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: -馬鹿と腹黒と苦労人- 【イナズマイレブン!!】 ( No.29 )
- 日時: 2010/02/21 14:28
- 名前: 月光 ◆.rvcC1zt4s (ID: .DwXlVdY)
†+07...夕飯...
3人はうろうろ歩いていたところ、商店街に着きました。
辺りは暗い。
もうすでに9時を回っていた。
『おなかすいたー…』
『そうねー…』
『でも、金ないししなぁー…』
『お金、あるよ?』
はぁ、とため息をついた康生に言ったのは茅乃。
『は?』
『ほら。』
財布を持ち、中身を見せる茅乃。
『なんで持ってるのよ!』
『カバンに入ってた。落ちるときにカバン持ってたらしいよー。』
『らしいよー、じゃないわよ。』
『まーとりあえず飯食おうぜー?』
『さんせー!!』
イェーイ!!とでも言うかのように笑顔で手を上げる茅乃。
3人は再び歩き出した。
『何食う?』
『ラーメン食べたいわ。』
『えー、ハンバーグ…』
『ラーメン、よね?(黒笑』
『そそそそそそそうですね!!ラーメンですね!!』
ハンバーグが食べたいといった茅乃。
だがいつもの通り那由には逆らえなかった。
『お、ここ入ろーぜ!』
康生がそういって指したのは、
《雷雷軒》そう書いたノレン。
『いいんじゃないー?』
『そうね。』
そろって中に入ると、
「いらっしゃい、」
サングラスのおじさんが。
「…中学生か?こんな時間に、子供だけで。」
『い、いえいえいえいえいえ!!!大人です!20歳です!』
かなりどもりながら茅乃は言った。
隣でひそっと那由が“馬鹿”とつぶやいた。
「20歳なわけないだろう…。警察に迎えに来てもらう。家出か何かだろ?」
『いやいやいや!!それは困ります!!』
今度は康生が焦った口調で言った。
そして茅乃が、
『あたし達、異世界からきたんです!!』
と叫んだ。
「…は?」
『ちょ、茅乃!!何言ってんの馬鹿!!』ヒソ
『だってだって!!本当の事言うしかないじゃん!!』ヒソ
『言ったって信じてもらえるはずがないでしょ!?
もしアンタが宇宙から来たとかほざいてる馬鹿に会ったらそいつを信じる!?』ヒソッ
『信じるよ!!』ヒソ
那由と茅乃が言い合いをしはじめた。
そんな中、雷雷軒の店主が声を上げた。
「おい、お前等…」
『『『はいっ!!』』』
3人とも驚いて返事をする。
「本当か。」
『は?』
「異世界から来た、と言うのは本当か。」
『え、あ、はい。』
那由が答えた。
「……家に住むか?」
『え?』
『い、いいんですか!?』
茅乃と那由が声を上げた。
「あぁ、ただし、店を手伝うこと。」
『やった!!』
『ありがとうございます!』
この人、雷雷軒の店主を信じられる保障なんてなかったが、
信じないとここで生きて行くことができない。
それに、この人は悪い人じゃない。そう感じた3人。
ここから、イナズマイレブンの世界での生活が始まった。