二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスターSPECIAL第1章[真実の想い]立て直し ( No.4 )
- 日時: 2010/02/21 10:19
- 名前: 羽蛇瑠 (ID: 7m3//6LO)
第3話 [2人の関係]
ガチャンと,ルビーはサファイアの部屋に入った
ルビー「来たよ,サファ……えっ!?」
サファイア「はっ!」
サファイア…ホウエン地方の図鑑所有者 ホウエンの全ジムバッチを集めた腕の持ち主 オダマキ博士の娘
ルビーの目に映った物は,ルビーにとっては信じがたい光景だった
サファイアの部屋一面は服が散らばっており,サファイアは派手なワンピースを着ていた
すると何故かルビーは怒った
ルビー「なんだその派手なワンピースは!(可愛いけど)まだ葉っぱで隠していた時の方が似合ってるよ!」
サファイアも怒り始めた
サファイア「何たいか!勝手に入ってきて!何しに来たっとね!」
ルビーは驚きのあまり呆然とした
ルビー「何しにって,祭りの準備が終わったら呼びに来てって言ったのは君じゃないか」
サファイア「あっ」
ルビー「まさか……忘れてたの?」
さすが親子だと思ったルビー
するとサファイアは鏡の前で髪を整えながら聞いた
サファイア「それで祭りの準備は終わったと?」
ルビー「あのね〜僕は君のために昨日の夜から今まで寝ずに働いてたんだよ」
それを聞いたサファイアは少し表情を赤くして返事をした
サファイア「すまんちルビー…私のワガママに付きおうてくれて……」
いきなりそんなことを言われ,ルビーも顔を赤くして答えた
ルビー「まぁ……僕も一度ぐらいは……してもいいかなぁって」
2人はずっと沈黙したままだった
ルビー「まさかその格好で行くの?」
ルビーが先に沈黙から抜け出した
サファイア「当たり前ったい」
するとルビーは両手から串を持ち出し,サファイアの髪を整えはじめた
ルビー「何言ってんの?そんな格好で祭りに行くなんてダメじゃないか!まず髪形でアウトだよ!」
そう……サファイアの髪は想像以上にひどかったのだ
サファイア「やっ…やめるったーい」
嫌がるサファイアにお構い無しのルビー
数分後…………
ルビー「ふうっ やっとこれでいつもの髪形だ」
サファイア「………………」
ずっと鏡を見つめていた
また不思議な沈黙が起こった
ルビー「じゃあ僕,先玄関で待ってるから」
ガチャン
ドアが閉った
気づけば床にルビーが置いた大きな袋があった
その袋を開けるとまず手紙があった
それを読み始めるサファイア
「やぁサファイア……今日から祭りだね
僕と一緒に行くからって,同じ服や,派手なワンピースを着てると思います
(サファイアはクスッと笑った)
そんな君のために,浴衣を編んでおきました
<きっとキミに似合うと思う>」
サファイア「またたいか……」
気づけばサファイアは涙を流していた
そして袋の中から浴衣を取り出した
色はピンクで,周りにサファイアの様に光る水玉模様が付いた浴衣があった
しかし,手紙にはまだ続きがあった
「あっ!そうそう。せっかく大きな祭りがあるのでみんなを呼んでおきました
みんなって分るよね?
じゃっ!祭り楽しみに待ってます………美しいルビーまで」
サファイアは一瞬,疑問を持ったがすぐに理解した
そのみんなとは………
レッド
グリーン
ブルー
イエロー
ゴールド
シルバー
クリス
そして……エメラルド
図鑑所有者……ホウエンに集合
次回第4話 [集合]