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【プロローグ】


　夜空が綺麗で、俺はふらりと外に出た。
　真っ暗な世界で、月と星が光り輝く。

　……うん、なんて素敵なんだろう。

　俺は、船の先端に寄りかかった。そのまま暫くこの綺麗な夜空を見つめていたいと思う。




　——だけど、だけど、こんなに綺麗な夜は、どうしようもなく溢れてくる、あの感情。
　‘罪悪感‘。

　俺が、あの時、してしまった事の全てが、頭に蘇ってきて。
　どうしようもなくなって、涙が溢れて来て、こんな言葉を沢山呟いてしまう。

「御免……！　御免ね……坂田……!!　高杉……!!」





　御免ね、っていう言葉と一緒に溢れてくるのは、俺の大好きなあいつらの名前。