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　『おじい様！　有人くんと遊んできてもいい？』

　『ああ、いいぞ。よろしいですよね？　鬼道さん。』

　『はい。構いませんよ。有人。遊んできなさい。』

　『……ハイ……』

　『何やってんの？　早く来なさいよ！』

　『……待ってよ！』



　「そういえばそんなこと……あったわね……。」
　リリはとても懐かしそうに言った。
　「ああ、とても懐かしいな。」
　鬼道も懐かしそうだ。
　「へー。そんなことがあったのか……ということは、お前たちが会うのは何年振りだよ？」
　リリと鬼道は少し考えてから、
　「だいたい、8年ぶりだ。」
　と奇跡的にハモった。