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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜無茶苦茶な妄想小説〜 ( No.164 )
- 日時: 2010/05/10 19:05
- 名前: 海風 奈義沙 (ID: Ru7e1uoX)
「えーっ! なんでだよ!? サッカー楽しいぜ!」
「何度言われても答えは同じだ。私は、どこにも入らない。」
「なんでだよ?」
「……それもさっき言った……。」
奈義沙は呆れて頭を押さえた。
「1時間目がもう少しで終わりそうなので、質問タイムは終了です。続きは、休み時間にしてね。」
先生は生徒にウィンクをして、
「海風さんは……そうねぇ……じゃあ、円堂くんの隣の席でいいかしら?」
先生は奈義沙に席の指示をした。
「構いません。」
奈義沙はそう言ってその席へと向かった。
「なんだよ?」
円堂はいきなり肩をつつかれたので、後ろを向くと沢城が真剣な顔をしていた。
「悔しいけど……俺は今、お前が羨ましいんだ。」
「なんでだよ?」
「当たり前だろ! あんな美少女の隣なんて……全男子の憧れだぞっ!」
「そうなのか?」
円堂はそう聞き返した。確かに、さすがの円堂も奈義沙は美少女だと思う。だが、隣になりたいとは祖父の大介に誓って思っていなかった。
「というわけだから、円堂くん。それと豪炎寺くん……はいないか……。海風さんをよろしくね。」
先生に満面の笑みで言われてしまったら何も言い返せない。黙っていたところに運がいいのか悪いのか、終業ベルが鳴った。
「は〜い! 1時間目はこれで終わりで〜す! 週番さ〜ん。号礼お願いしま〜す!」
そう言われて、週番の川風があわてて立ち、
「起立! 礼!」
そう言った。
しかし、もうこの時には始まっていたのだ……。
そう……運命のカウントダウンが……。
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