二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜無茶苦茶な妄想小説〜 ( No.198 )
日時: 2010/06/04 11:55
名前: 慶野 昧 ◆vC28/D3I26 (ID: Ru7e1uoX)
参照: http://ameblo.jp/meo1028/entry-10552065928.html

 〜NO,3『挑戦状』
 結局、海風は1時間目を無断欠席し教員室でこっぴっどく、森本先生に怒られたそうだ。だが、その様子を見ていた者に聞いてみると、海風は先生の話なんて聞いた様子などなかったらしい。空を見つめていたようだった—
「—らしいんです。」
 円堂らは春奈の話を聞いていた。
「そういや、なんで海風はあれから授業に行かなかったんだ?」
「それは……わかりません。」
 春奈にわからない答えなら、誰も知るはずがないと思いみんな黙った。
「お兄ちゃんは? 海風先輩の幼馴染だったんでしょ? なんで、無断欠席をしたか知っているんじゃないの?」
 みんなの視線が、一気に鬼道に注がれる。
「わからない、というのが今の答えだ。確かに俺とあいつ—奈義沙は幼馴染だ。だが、あいつは変わった。」
「変わった!?」
「あぁ。李莉の時の明るさが何一つ、見当たらないんだ。」
 鬼道が少し悲しそうに言った。
 豪炎寺はさっきから物言いたげな顔で黙っている。何か知っているのだろうか?
「豪炎寺。何か知ってるのか?」
 ためしに円堂は、豪炎寺に聞いてみた。
 すると、豪炎寺は—
「わからない。もしかしたらただ単に、サボりたかっただけなんじゃないのか?」
 その時—
 ガチャ。
 といきなり部室のドアが開いた。
 誰だろうと思い、誰もがドアの方に向いていると—、
「部活の時間にいきなりすまない。」
 海風がいた。