ふたご 胸元まで伸びたくせのない銀色の髪、いつもふんわりと甘いかおりがしたのは今でもなんとなく覚えている。 綺麗にのびた睫毛とくりっとしたエメラルドグリーンの瞳は素直に可愛いと思う、言葉にしたことは一度だって無いけれど。 それから、俺と同じ顔。 俺達は双子という特殊な人種であった。 ——— 双子好きです。