二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: モンスターハンター2ndG The adventure. ( No.1 )
日時: 2010/03/29 10:56
名前: アリア・ヴェルセラ (ID: 2YUcuRal)

一話

ある朝。ポッケ村のある家らしき建物の中で。

「アーク!!起きろ、朝だぞー!!」

大きな声が響き渡る。

「うー…ちょっとショウ、後もう少し寝かせてよー。あと布団とらないで」
「あ!!オイ、マットレスにくるまるな!!」

相方を起こそうとしているのは、漆黒の髪の少年。
彼の名はショウ・アーノルド。

彼の相方は深い青色の髪の少女。起こされた今もまだ寝ぼけているらしく、目の焦点があっていない。
彼女の名はアーク・ノスタルディア。

「ほら朝飯食って!!クエストいくって約束してただろ!?」

まだ寝ぼけているアークにショウが朝食をとってくる。ちなみに今朝の献立はパンにチーズ。

「……。う…そうだった。兄ちゃんたちもう来てるの?」

もしゃもしゃ、とパンをかじりながらアークが尋ねる。聞き終わるのが早いか、彼女の脳天に怒声とともにゲンコツが落ちる。

「来てるよ!!此処に!!おまえが遅すぎるから今こうして迎えに来てんだよ!!」

アークが、殴られた脳天をさすりながら相手に言い返す。

「何すんのよ兄ちゃん!!あんたのゲンコツホントに痛いんだからそこをよ〜く考えてよ!?」

殴った張本人である、アークの兄、ルークが言い返す。

「ほー、そう来るか。じゃあよく考えてみろ。
約束の時間は八時。今は何時だ?」

時計を確認するアーク。時計の針は、ちょうど———

「……十時…三十分…」

「そう!十時三十分ジャストだコラァ!!
わかったらとっとと準備して集会所に来い!!」

慌てて残りのパンを飲み込み(そしてむせる)、武器、防具をつけて出発。

——集会所にて——

「ま、事情はルークに聞いたよ。とりあえず、持つモンは持ってさっさとクエスト行こう!!」

はきはきと話すこの少女、名前はリト・アーノルド。
名字から察するとおり、ショウの姉だ。

「姉ちゃん、今日はどこに行くんだよ。っていうか、俺たち、何と闘うかすら聞いてないぜ?」

ショウが尋ねる。
リトは笑って答える。

「今日は…リオレイアの希少種行くことになった!
っていうわけで、解毒薬と閃光玉はわすれんなよ?」

ショウ、アークが口をそろえて突っ込む。

「殺す気か!!俺(私)らを!!」

「あははははははははは」

「兄ちゃん!!笑うな!!」

そんなこんなで初っ端からリオレイア希少種。

大丈夫…なのだろうか。

一話、終わり