二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA、リレー小説「総大将は女子高生!」 ( No.103 )
日時: 2010/06/13 20:29
名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 8keOW9sU)
参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)

皆>幸村視点だよ!

第十六話〜牢獄の4日目〜

彩葉と言う者が牢獄に入って4日目が経った。
佐助の話では何も食わずに、燕と言うあの者を待っていると言う。
幸「…佐助、彩葉と言う者に会いたい」
佐「——?!…どうしたのさ、行き成り」
行き成りの事で佐助は驚いた。
だが、幸村は真剣な顔で続けて言う。
幸「某は…お館様の話を聞いて少し彩葉と言う者を見てみたくなった」
佐助は少し黙り込んで悩んでいたが、フゥとため息を付いてしぶしぶ承諾した。
幸(…お館様への脅威は某たちの脅威。…だが、彩葉と言う者が甲斐に入れば武田軍も強くなる)
佐助は戸を開けてすかさず中へと入って行く。
佐「彩葉ちゃん、旦那が来たよ」
すると、荒い鼻息が聞こえ女の声が聞こえた。
彩「何だと、佐助お前この野郎!衆道の気があるなんて予想してなかったよ!!相手は少年か!爺さんか!貫通済みか!?」
その言葉を聞いて少し佐助を疑った。
佐助は誤解を解く為、焦って言う。
佐「止めて彩葉ちゃん!俺様そんな気全くないから!あと女の子なんだから貫通とか言わないで!」
この会話を聞いていると何故か佐助が…——普通の知っている佐助ではない気がした。
別に某は変な方に言っているのではないぞ?!
…ただ、某が知っている佐助はこんなに焦ったり知らない奴と話したりはしないのだ。
そんな事を思っていたら、無意識に口から漏れた。
幸「…佐助。お主、この娘に随分気を許しているようだな」
彩葉と言う者は、さっきまで某に気付いていなかったらしく少し驚いていた。
そして、彩葉と言う者の口から何か漏れる。
彩「………わお、佐助。
旦那ってアンタのご主人様の事だったのかよ止めてくれよ。
アタシこの人が怒鳴ってきた時にトラウマが生まれそうになった位にビビッたんだから。
っていうかもう恐い。
失禁する。
っていうか失禁したい」
佐「しちゃ駄目でしょ!彩葉ちゃんアンタ本当に女の子なの?!」
…何故か佐助はオカンみたくツッコミを出していた。
仲が良く見えるのは俺の目が悪いのか…。(※悪くありません)
オカン発言を聞いて彩葉と言う者は笑顔で親指を立てて言った。
彩「股間に大砲は隠し持ってないよ」
佐「止めてぇえええ!女の子の口からそんな言葉が出るなんて俺様明日から何を信じればいいの?!」
ジッと某は彩葉を見る。
佐助がこうなったのはあまり無いがかなりの使い手と判断したのだ。
彩葉と言う者は少し「?」マークを飛ばす。
幸「……お館様から聞いた。
貴様があの雪山にあった様々な罠を仕掛けた者であると。
更にお館様を打ち負かした相手であると」
そう言うとサァ…と顔を青くした。
しかも、慌ててこちらを見なくなった。
キョロキョロと佐助に視線をやっている。
佐助は気付いたのか少し某を見て苦笑した。
佐「ん、……アハー、ゴメン俺様ってば旦那の忍びだから無理」
彩葉と言う者の顔は凄い形相であったが、これで確信した。
この女を逃して敵にしてはいけないと。

つづく…