二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA、リレー小説「総大将は女子高生!」 ( No.125 )
日時: 2010/07/17 15:53
名前: るりぃ (ID: Bqa3uAQX)

第二十六話〜


うわぁい。目の前にゾ○がいるよ〜。
…なんていえるかボケェェエエエエ!!

雄「最初の威勢はどうした?」

目の前のゾ○。もとい雄飛君がアタシに切りかかってくる。

彩「くッ…」

アタシはそれを避けるが着物が切れた。
怪我人何だからもうちょっと丁寧にあつかえ!と叫びたい気分だが、そんな事はいえない。と言うかいいたくない。

彩「朽ち果てなさい!」

アタシは固有技を放つ。例の光の硝子の目くらまし&氷柱のように相手に突き刺さる奴だ。
だが彼は軽々と避ける。ふん!なら、これでどうだぁ!!

彩「私には譲れないものがある!」

傍目には飛び上がって日本刀を一振りしたようにしか見えないこの技。
実は一瞬の間にアタシの持てる全ての筋力を使って日本刀での連撃を食らわせているんでさぁ。

雄「ぐあっ…」

いつかの燕のように倒れる雄飛君。まるで彼の周りに赤い華が咲いたように血が飛び散る。
アタシはそんな彼に手を差し伸べて、微笑んだ。

彩「凄くいい勝負でしたよ。戦っているときはいがみ合っていても、最後は握手で仲直り。そういう終わり方が、私は好きです。」

彼はアタシの言葉に目を見開くとがばりと起き上がって両手でアタシの手を握ると、とんでもない事を口にしたのだった。

雄「俺、アンタに惚れた!」

what? 貴方は何を言っているのでしょうか。
彼の言葉を理解すると同時に顔に血液が集まるのがわかる。

彩「What does it say on the earth? it exhorts Me? (訳:貴方はいったい何を言っているの? 私を口説いているのかしら?)」

おっといけない。つい癖で英語を喋ってしまったわ。
そう思っていると燕が雄飛君に向かって叫んだ。

燕「そこのお前、何言ってんだ!!」
雄「何って? そのまんまだけど。」

うっわ。二人の間に火花が散ってる気がするYO。
アタシが希里ちゃんと苦笑していると、いつきちゃん達の姿が遠目だが確認できた。

彩「と、とにかく行きましょうか? いつきちゃんも来た事ですし…」

彩葉姉ちゃ〜ん。無事だべか〜。と言ってるいつきちゃんの声が近づいてくる。
火花を飛ばしあっている二人をみて苦笑するアタシと、希里ちゃん。笑顔で此方にむかってくるいつきちゃん達。
カオスだな〜とか思いながら、アタシはそっと笑った。

つづく…