二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA、リレー小説「総大将は女子高生!」 ( No.136 )
- 日時: 2010/08/05 12:47
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 8keOW9sU)
- 参照: http://yaplog.jp/000331/
第二十七話〜再会・出発〜
雄飛と言う奴と一旦睨み合いを止めた。
続きは後で彩葉がいない内に暗殺しようと俺は決める。
だって雄飛と言う奴、気に食わないし。
い「彩葉姉ちゃん! 無事でよかっただ!」
彩葉はいつきの姿を見て少し顔が緩んだ。
やっぱり彩葉が会いたい奴はいるよな、雄飛と言う奴をの・ぞ・け・ば。(心の毒舌)
農民達も「んだんだ」「無事でよかったべ」と言っていた。
まぁ、元々俺達の目的は彩葉の略奪だしな。
彩葉は凄く綺麗な笑顔で笑った。
少し俺は…——その姿を見て安心した。
心のない時は、こんな安心などなかったのに彩葉に会ってから少しずつ変わって来たのが分る。
俺も…心から笑えたらいいな…———。
今は少し愛想笑いがあってまだ完全じゃない。
彩葉ともっと一緒に居れば完全に笑えるかもしれない…———。
そう思っていた時、雄飛と言う奴が彩葉を掴んで引っ張った。
しかも、にっこり笑顔で。
一瞬、マジで殺気が沸いた。
雄「ねぇ彩葉さん。そっちの女の子紹介してくれない?」
…お前やっぱり「ストーカー」か?
と言うか、山賊がやりそうな汚い口説きだな。
彩葉は「あぁ…」と少し言ってから話す。
彩「この子はいつきちゃん。元一揆集の大将です。今は不和軍に所属しています」
雄飛と言う奴は一瞬目を丸くしたが、いつきのハンマーを見て理解したように「なるほど…」と呟いた。
いやいや、その前に…——彩葉にち・か・づ・く・な。(怒)
少し苛立っている姿を見た希里はビクッと少し反応して「燕兄…怖っ…!」と呟いていた。
いつきと農民達は奥州からここの甲斐まで歩いて来た為、「疲れた」と呟いていた。
彩葉は少し苦笑して言う。
彩「じゃあ、そろそろ奥州に帰りましょうか」
彩葉はそう言った後、俺の方を見る。
って…なんで俺の方に?
少しビクッとしたが、少し落ち着いて頷く。
彩葉は少し、冷や汗をかいていた。
あれ、もしかして俺の殺気感じた?
…ごめん、彩葉じゃないんだよ。
殺気を出していたのは雄飛と言う奴なんだ。
少し彩葉はビクついた後、未だに倒れこんでいる雄飛と言う奴に気付き、よろよろと離れる。
農民達の前に凛と立って、「出発!」と号令をかけた。
…俺、彩葉に少し悪い事したなぁ。
…帰ったら、謝っとくか。
つづく…