二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA、リレー小説〜飛び入り参加可!〜 ( No.55 )
- 日時: 2010/04/25 21:25
- 名前: るりぃ (ID: 8S0DwXmM)
お、完成している!早速十一話書くよ!
第十一話〜紅蓮の鬼〜
素早さをベースとした攻撃をとく意図するアタシに対して、信玄公はパワータイプ。
故にモーションは遅めだけど、それを補う強力な一撃をお見舞いしてくるので喰らったらアウトだ。
どうして最北端にきたんですかー☆
他の兵はどこにいるんですかー☆
総大将1人で此処に来ちゃっていいんですかー☆
とか、質問する余裕がねぇ!
つか、戦闘しながら質問する余裕がねえよ!ツッコミ要員が足りねえよ!
バックステップしながら弾を連射するけれども、あの巨大な斧にはじかれました。
畜生、顔面に打ち込んでやりたいけれど、「信玄公の首をゲットしちゃった☆」なんてことになったら上杉軍までこっちに来ちゃう!
信「随分と威勢がいいのお!」
彩「ッ!」
ブンッという凄くいい音が真横でしました、と言うか風が吹きました、あと髪の毛が何本か生贄に持ってかれました。
うおおおおおおおおお!マジ恐ぇぇぇぇええええええ!何この信玄公!レベルマックスなの?
女らしい叫び声が出来ないアタシは心の中で思いっきり叫んでます。
アタシのプライドはエベレストより高いので、「痛い」とか「キャッ」とかは絶対言わない。
その分心の中で思いっきり叫んでるけどな!
ああ、アタシは口が悪いよ!「口が悪いのは悪」っていわれそうだよ!どこぞの正義に!
燕は別方向に視線をやってあたりを警戒しているので信玄公とタイマン状態、死亡フラグです。
彩「炎の婆砂羅使い相手ですか・・・」
信「おぬしは違うと申すのか?」
そう言いつつも攻撃の手は止めないOYAKATASAMA、実はドSだろ、ドSなんだろ信玄公。
婆砂羅技をよけつつ銃で遠距離攻撃するアタシはもうこうなったらこうするしか無いじゃん。
彩「(炎の婆砂羅使いとは)違いますよ、(畜生!)こうなったら奥義しか無いですね!」
今は日本刀を持っていないのであの婆砂羅技は使用不可、なのでいま考えた奥義を信玄公に試してみる。
まずは銃を乱射させるんだけれどその際に太腿にセットしてあった短銃の二丁目を引き抜いて二丁銃にする。
そして確実に殺す勢いで心臓を狙う。ぐるりと回って撃てば多勢の時には便利かもしれないけれど、今はタイマン。
だから、まわらずに一方向のみに連射、スゲェ連射しまくる。
当然避けられるとおもってるから、連射しつつ近距離攻撃の射程範囲にまで一気に走りこむ。
残念なことにアタシはスピードしか能が無いから、武器の力を借りて気をそらしているうちに。
彩「ハッ!」
人体ってのは急所が存在する、急所が無かったらお前ロボットかよ、と言うことになる。
顎の下からガチアッパーして気絶させようかと思ったけれど止めて置いた。
そして男の急所に当てることにした、ほら、悶絶もんなんだよね。
そして容赦なくスピードを落とさずに金的をしてから懐に隠してあった『紐』で素早く首を絞める。
信「うぐっ・・・!?」
彩「動かないで下さい信玄公、女の力で絞めるだけでも・・・貴方を殺せてしまうのですよ?」
そう言って相手に怖い印象を持たせないように優雅に微笑む。
・・・なんか後ろで燕の呟きが聞こえたけれど今は集中。
アタシは信玄公のモフモフひっくるめて首周りに紐・・・もといピアノ線をまきつけている。
ピアノ線は現代からトリップしてきた便利なアイテムな訳で、頑丈なピアノ線は中々きれないし便利でした。
動いたら仕方ないけれど殺す、絞めれば呼吸困難で死ぬ。
それ以外にも耳の後ろにある乳様突起ってのをさせば運動神経が麻痺するから嬲り殺しにできる。
首を掻ききれば勿論死ぬし、喉仏を切っても死ぬ。
人間の弱点ってほーんといっぱいあるんだよねー。
てか危なかった・・・ガチでタイマン勝負になっていたら絶対にジ・エンドしてたよ。
一ヶ月くらい前まで普通に女子高生してた人間が戦国時代で生きてきた武将にかなうはずがねぇんだよ!
マジで恐えぇぇぇえええっ!
これはやられたな、といって豪快に笑い、降参だとばかりに体の力を抜く信玄公。
え、終わり?じゃあ縛らせてもらいます、何するかわからないのでね。
好きなキャラなのに本当に残念だと思いながら縛り上げていると、燕が息を呑む気配がした。
振り返ろうとするよりも早く、鋭い声が耳に入る。
燕「彩葉ッ!右に避けろッ!」
右。瞬時に理解して、信玄公の肩をもち一緒に右へ飛ぶ。
・・・武将の信玄公を持って飛べたのはアタシが怪力なせいじゃない。そう思わないとお嫁にいけない。
雪の上に倒れたかたちの信玄公とアタシ。
ごめんなさい信玄公、倒しちゃったよ、そう心の中で思って信玄公を木にもたれるかたちで座らせると、アタシは信玄公を背に立つ。
先ほど居た所の雪が何故かとけている。あれ?雪解けはまだだぞ☆とかいってる場合じゃない。
バキッ、と、何かが折れる音。燕のほうからする。
彩「え・・・。」
マジでか?と、声に出さなかったのを誉めてください燕。
折れる音に惹かれるように視線をそちらに向けると其処に居たのはよくキャラとしてめでていた・・・
真田幸村、その人が居た。
幸「・・・おぬしがお館様を打ち負かしたのか。」
紅蓮の闘志を思わせる槍がアタシを指すように向けられた。燕は素早くアタシと真田幸村の間に割って入り、舌打ちをする。
そういや真田幸村って信玄公馬鹿だっけ、殴り愛するほどだもんね。
うふふ、ヤベェ、アタシ信玄公と思いっきり刃交えてそして勝利しちまってるよ。日本一の兵に殺される・・・
やべぇぇぇえええ!
幸「答えろ!!おぬしがお館様を打ち負かしたのかっ!」
恐えぇぇええ!何この人超恐い!ギャグサイトで見る真田幸村じゃねえよ!鬼恐ぇよこの人!
大声を張り上げてアタシに向かって怒る真田幸村の瞳はもの凄く怒っていた。・・・とりあえずごめん。
燕「馬鹿め、貴様のような『犬』風情が騒ぎ立てると甲斐の虎ともあろう男の威厳という物が下がる、口を閉じろ。」
おおい燕ぇぇぇ!ちょっと待って、その真田幸村もしかして黒属性かもしんないから騒ぎ立てないでぇぇぇ!
戦の時だけ性格変わる人かもしれないから!
・・・まさか、真田幸村=キレたら怖い人!?
幸「ッ!黙れ!お館様!この幸村がお助けいたします!」
燕「お前が紅蓮の鬼か・・・なら少しは楽しめそうだな、彩葉!武田信玄は頼んだ!」
そう言って戦いだした燕に向かってアタシは叫んだ。
彩「燕!もしも私に何かあったときは貴方が此処を守るのです!此処から離れてはいけません!」
応、と、短い返事が返ってきたのでひとまず安心。
アタシは信玄公に色々聞きたいことがあったので、こう話掛けた。
彩「信玄公・・・少しお話ししませんか?」
信「ああ、かまわぬ。」
・・・燕、信玄公ってメッサかっこいいよ。
つづく・・・