二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA、リレー小説〜飛び入り参加可!〜 ( No.59 )
- 日時: 2010/04/29 16:36
- 名前: るりぃ (ID: 8FNw8six)
今回はちょっと短いかも
第十二話〜疑問解明〜
「どうして、最北端にあるこの村に軍を率いてきたのですか?」
最初に出た質問はこれだった。
どうしてこんな極普通の村に少数だが部隊を率いてやってきたか、アタシはそれを疑問に思っていたのだ。
BASARAをプレイしていた時は武田ってそんな攻撃的な軍じゃなかったと思うし、そう信じていたいのが乙女心ってものですよ。
信「おかしな事を聞く、何も不思議なことはあるまい。」
彩「・・・おかしな、事ですか?」
え?何かおかしな事聞いた?いたって普通の質問なんだけどおかしかった?アルェ?信玄公・・・凄く真顔です。
信「この土地で一揆を起こしている者達が居ると聞いてな、様子を見に来たのが普通じゃろう。」
彩「いや、普通とか私一般人なので知りません、というか何で簡単に此処までこれちゃうんですか・・・」
信「伊達軍と上杉軍が小競り合いをしておってな、今、欧州は手薄、此処までくるのにさほど苦労は無かった。」
へぇ〜そうなんだ、今伊達軍と上杉軍が小競り合ってんだ。
政宗みたい!直江もみたい!そういえばBASARAの直江って「俺は無敵!」なモ武将だったけ?
せめてもブから脱出させてあげてよ、カ●コン!
台詞をあげるならグラフィックも!
てか謙信様とかすがの薔薇咲き乱れる宝塚みたいなやり取りも超みたい!
彩「信玄公は様子見、あわよくばこの村を制圧して奥州への侵略の第一歩でも歩むつもりでしたの?」
アタシはふわりと笑いながら聞いてみた。
この時代って何を犠牲にしても天下を取りたいってもんでしょ、だから聞いてみる。
信玄公はアタシの言葉に少しだけ笑みを返し、制圧のぉ・・・、と意味深に言葉をつむぐ、アタシはそれが気がかりで首をかしげる。
ううん、BASARAの信玄公は真っ向勝負が好きだから怒られるかもしれないと正直思った。
真田幸村みたいに怖くなるフラグはいりませんからね?
背後で「うおおおおお!烈火ぁああ!」とか「噛み付かれろ・・・この、狼に」とか、金属音だの衝撃波だの凄絶な音が聞こえますがいまはこちらに集中。
燕VS真田幸村はみたいけれどね、ほら、これ一応シリアスな場面なんで!
「・・・そうじゃのう、それもまた一興かもしれん、が、ワシは上杉との決戦中に邪魔立てされるのは嫌でな、独眼竜なる男をあおる行為は控えておる、制圧とはよく言ったものよ、あのような罠があってはろくに戦も出来ん。」
彩「罠についてはお褒めに預かり光栄です、ですが信玄公に突破されたからには改良の余地ありと理解しました。」
アタシがそう言うと信玄公はアタシをじっと見つめこういった。
信「その知恵、武田の為に使わぬか?」
アタシが思わず「この人何言っちゃってんの?スカウト?スカウトなの?」といいそうになったその瞬間。
背後に『5人目』の気配。
振り向く動作より早く、何かが振り下ろされるのが風圧で分かる。
燕「彩葉ッ!」
燕の叫び声が聞こえると共に首にゴッと謎の衝撃が訪れ、私の意識は闇に落ちた。
つづく・・・