二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA、リレー小説〜飛び入り参加可!〜 ( No.7 )
- 日時: 2010/03/29 19:20
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
るりぃ>分かった、じゃあやるね。
しゅしゅs>はい、頑張ってみます!
第壱話〜出会い〜
燕「ふぁ〜…眠いな…」
青い髪色で黄色い瞳の男は言う。
彼の名は霧崎燕と言う。
彼はこの世界である「戦国時代」を優雅に楽しんでいた。
湖が近いと少し眠れないたちなのだが、今日はどうにかよさそうだ。
燕「・・・ん?」
湖の近くに誰かの声が聞こえる。
ふと草むらから少し覗くと女がいた。
?「これは…俗に言う【転生】と言うものか?その上【トリップ】、も…アタシ、どうしようか?」
トリップやら転生やら不思議な言葉で言う為、燕は少し興味がわいた。
この女……面白い……!———。
ガサッとわざと草むらから出る。
?「誰!?」
女はさっきまで気付いてなかった為、少し驚いていた。
そんな事は燕にとってどうでもよかった。
さっきから女の所から燕の練習相手が出来るような強い殺気が伝わってきたからだ。
燕は自分の武器である弓矢を取り出し構え言う。
燕「お前、強そうだから俺の練習相手になってもらう」
燕が言った瞬間、女は日本刀を持ち構えた。
彩「ふふ、望むところよ・・・冷氷麗舞、不破彩葉参る」
その言葉を聞いて燕は笑う。
この女……普通じゃないな…———。
燕「そうこなくっちゃ、月林狼風、霧崎燕、いざ見参!」
すぐさま牽制攻撃の矢を速いスピードで繰り出すが、女…もとい彩葉はそのスピードを見切ったように斬って行く。
一気に間合いを詰められ氷を出してきた。
それと同時に何かを叫ぶ。
彩「朽ち果てなさい!」
やばいと察した俺はすぐさま自分の相性では抜群な火の属性である炎を出し溶かすと同時に俺も叫ぶ。
燕「歯を食いしばれ!」
俺は少し本気になり、すぐさま二種類の攻撃である雷と風の台風の技を出す。
そうすると、彩葉は何かを叫ぶ。
叫んだ時には氷の硝子のような光が燕に降り注ぐ。
燕は少し光にくらんでしまい、目を抑える。
彩葉は隙ありと思い大技らしきものを繰り出した。
彩「私には譲れない物がある!」
一旦痛みなどなかったが行き成りの痛みの数に驚く。
どうやら自分は日本刀の連撃を喰らったようだ。
彩「氷の如く眠れ…」
決め台詞を言われた後、俺は倒れた。
冷たい雪の上…だが、死ねない……。
彩葉はどうやら刀を納めていた。
負けた…完敗だ…———。
燕「…とどめを刺すならさっさとやれ」
彩葉に向かってそう吐いたような台詞を言った。
この世は「戦国時代」だ…負けた者は…勝った者に殺される……———。
それが一般の常識なのだが……。
パンッ………———。
燕「!?、痛っ!!」
彩葉に思いっきり叩かれた。
女のくせに…強くやり過ぎ…;———。
ヒリヒリした頬をなでていると、彩葉は以外のことを口走っていた。
彩「命を無駄にするような事は言ってはいけません!・・・貴方、私についてきて、新しい国を作りませんか?」
無駄に出来ない……?———。
彩葉の言葉に少し引っ掛かるが、負けたものは負け。
郷に入ったら郷に従えと同じようなもの。
燕は少し目を伏せ、彩葉に返す。
燕「・・・俺はお前に負けたから従うしかない」
彩葉は何故かにっこりと笑う。
…この彩葉って奴は何者なんだ………?———。
そう思うしかなかった。
彩葉は続けて言う。
彩「・・・そう、でも、嫌になったら逃げていいのよ?」
俺は少し唖然した。
嫌になったら…逃げていい……?———。
本当に真意が読めない。
でも、面白い奴だと思い、あぁ、と小さく言って立ち上がるが立てない。
だが、彩葉は知らない俺を手伝ってくれた。
俺はこのとき知らなかった、俺の正体が知っている者に……。
「へぇ〜、こりゃ、大将に報告しなきゃ」
「謙信様の邪魔をする者ならつぶす…」
「………」
つづく…。