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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 大神 皆の願いよ御許に届け −必然−(リレー) ( No.8 )
- 日時: 2010/04/07 18:31
- 名前: 夢幻想* ◆lWYtn5MZ2k (ID: PQvy21Xz)
- 参照: http://mablog.netmarble.jp/003a58a611ae4662af2
『バキバキッ!』
木のきしむ音がする。
地面がわれ、鳥や人はいつものにぎわい以上に騒ぎ立て、世は暗黒の黒。
「あぁ……もぅ世も末か……」
人は嘆き、仏壇や天を仰ぐ。
いつもは神など信じないくせに。
「ああ、木精サマ、われらをお助けください!」
中には村に祭られている枯れ木に拝む人もいる。
枯れ木は村一巨大でとてもりりしかった。
そこには『木精 サクヤ姫』という木の神様が宿るとされていたのだ。
しかし、天を仰いだところで結果は同じ。
村は飲み込まれ、世界は滅亡した。
静まり返った闇の中には何もなく、何もいない。
「……サマ。…テラ……サマ!」
突然暗闇の中でかれた木が光りだす。
そのとたんその周りにあった石像なども光だす。
枯れ木は美しい女性に姿を変えた。
この美しい女性こそ『木精 サクヤ姫』である。
「大神アマテラス様、このありさまをご覧ください。
地はさけ、闇に包まれてましてや生き物一人生きておりませぬ。
貴方が再度眠りについて何年たったでしょう。
あのヤマタノオロチが復活したときの有様。
アマテラス様、あなたのほうりきで
どうかこの世界に光を!!」
サクヤ姫は指を立て、空中に三角を書くと、それはまばゆくひかり、赤い神器となった。
「さぁ、いざ大神アマテラスの分身、コウテラスよ、この世界をまばゆく照らされよ!!」
するとサクヤの目の前がまばゆくひかりだした。
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