二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒衣纏いしボス二人 REBORN! プロロup ( No.5 )
日時: 2010/04/01 22:52
名前: 天道 (ID: kfmvS1ow)

……そこに深い意味は無い……

「ん〜……今日は休みか……何しようかな……。」

並盛町に住むある一人の中学生……兼次期ボンゴレ十代目は日曜日の朝、大きく伸びをしながら何をしようか考えていた。しかし、ここである事に気付いた。

「あれ……?リボーンがいないな……。」


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「……あ〜……こりゃ完全に迷ったな……この調子だと裏子にぶっとばされるな〜、はは〜。」

一人の青年が凄まじい棒読みで自らの悲運を嘆いた。しかし、周りから見た悲壮感は0である。ついでに言ってしまえば自らもそこまで嘆いていなかった。

「さて……どうしもんかね……道に迷うわさっきから赤ん坊に銃を突きつけられるわ、最悪だな。」
「!」

黒いハットを被った赤ん坊は驚いた。この赤ん坊は仮にも最強のヒットマンである。それを青年は気配だけで、しかも狙われている事まで察知したのだ。

「甘いなアルコバレーノ……だが解せねぇ。何故俺を狙った?」
「……同盟でないファミリーを警戒すんのは当然だ」
「あ、ごめん、最近書類整理してないからさ〜、もしかしたらそこに埋もれてるかもしんね〜」

青年は笑いながら言うが、そんなことをしてしまえばボンゴレのヴァリアーあたりに殺されてしまう。
しかし、この男の場合そうはいかない。ボンゴレの現在動かせる戦力を総動員しても確実に勝てないと言われているファミリーのボスなのだ。とはいっても部下はたったの3人なのだが。

「……まあいい……それよりも、なんでこの町に来たんだ?」
「え?ああ、特に深い理由はねえよ、少なくとも俺には、な」

青年は赤ん坊に不気味な笑みを残し、その場を瞬間移動でもしたかのようなスピードで去っていった。