二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:第21話 知り合いの男の子は、恋のバトルの始まり ( No.172 )
日時: 2010/08/14 10:35
名前: 柚莉(●>ω<●) (ID: EfKicuSN)
参照: http://id34.fm-p.jp/161/id2772/

私が下を向きながら歩いていてぶつかった男の子は、施設の時に仲が良かった各務比呂だった。

でも、比呂は施設が燃えたときに行方不明になってたから、もう死んだのかと思ってた。
それに、比呂は私の・・、

──────・・初恋の人だった・・・。

今は、もう好きな人か分らないけど。
でも、やっぱり、かっこいい。
心の奥に締まっていたはずの感情が蘇ってくる気がした。
でも、何か前思ってた気持ちと違う気がする。
気のせい・・・?
前はあったときはドキドキして、自分を落ち着かせるのと、ドキドキを隠すのが大変だった。

だけど、今は普通に話せるしあまりドキドキしない。
何でかな・・・?
でも、そんな事はもうどうでもいいか。

だから、比呂が呼んでいるのにきずかなかった。
「──・・じゅ・・・─・・り・・・樹里!」
「はいっ!」
いきなり呼ばれたから、声が裏返ってしまった。

あ〜、びっくりした。
「ねぇ、樹里。俺が呼んでいたの全然きずかなかったでしょ?」
「え・・う、うん」
「そういう、たまーに、何処かにトリップする事変わってないね?」
「え・・、そうかな?アハハッ・・。比呂こそ相変わらずかっこいいね」
「ハハッ・・。そうか?ありがとな」

何か忘れているような、何だっけ?
「なぁ、樹里。おまえ、何処かに行くんじゃなかったのか?」
「そうそう。何処に行こうと思ったんだったけ・・。う〜ん、う〜ん・・・。あ〜!!職員室!早くいかないと遅刻ー!!!比呂、職員室何処!?」
早くしないと遅刻ー!!
「あ?職員室なら、そこを真っ直ぐ行ったら着くぞ」
「マジか!?ありがとな!それじゃぁ、また会う日まで!!」

と言うや、樹里は物凄いスピードで走っていった。

「また会う日までって・・。相変わらずだなあいつ。やっぱり好きだな」

と、比呂が後ろで言ってるのを知らず・・・。

この出会いが樹里の本当の恋の始まりだった・・・。