二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 牧場物語andどうぶつの森 ( No.3 )
日時: 2010/04/17 18:33
名前: シュート ◆ujk.PWebVo (ID: gWkqmuUW)

風のバザールは大混乱?! の話(前編2)

「よっしゃあ! いくぜ!」

シュートはもらったベル(鐘のこと)を振り回した。
うるさいほどの音が鳴り響く。

「なんだ? なんだ?」

客は商品を見る。
そこには……。
花の種にサクランボ、風のバザールでは見ることの無い珍しい家具になぜかハニワ。さらにカーペットや壁紙もある。
普段は見ない商品に興味津々のお客さん。
その中にはこんなお客さんも……。


パターン1

女のお客さんが話しかけてきた。
家具を指差して言う。

「あなた、なかなかいけてるじゃない。これをただで頂戴」

しかし、シュートはこういうときはどう対応していいか分かっていた。
わざと、眼をウルウルさせて……。

「え……買ってくれないのか?」

嘘泣きはシュートは得意なほうだ。
しかし、ここまでうまくいったのは初めてだろう。

「!! やられたわ、フンパツして倍額で買わせてもらうわ」

シュートは飛び上がるほど喜んだ。
しかし、女のお客さんは家具の値段をシュートが言ったら青ざめた。

「1万円です!」

倍額で2万円だ。
女のお客さんはフラフラになりながら家具を持って帰っていった。

・シュート、案外腹黒い。
・シュート、泣きまねがうまい。


パターン2

「うーん……なににしようかな……」

店の前で悩んでいる少女を見たシュート。
その子にシュートはこういった。

「さくらんぼはどうだ? 試食するか?」

「いいの?!」

シュートがうなずいてさくらんぼを渡した。
その瞬間少女は走り去っていった。
シュートはあ然とした。

「やられた……」

・シュート、女の子に弱い。


パターン3

「僕は困っている人を助けたい。そして、今はあなたを助けたいんです」

ある男の人が急に話を始めた。
唐突に話題を切り出されたのであたふたした。

「えーっと……た、頼んでいいか?」

「いいですか? それでは……」

すうううううと、息を思いっきり吸った男。
シュートはその瞬間とんでもない事を想像した。
案の定、それは当たった。

「みなさあああああん! このお店はスーパーデリシャスなお店ですよおおおおぉぉぉ!」

男は叫んだ後、声をからして話しかけてきた。

「どうでしょうか、僕の全りょ……「無理しすぎだよ」

・シュート、常識は持っている。




しばらくして、休憩時間がきた。
シュートは先ほどの男を介抱した後、送ってから別の店による事になった。
現在の売り上げは5万円だ。


続く……。