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プロローグ

ここは裏ギルド研究所…

裏ギルドに所属している人でも

ほんの数人しか入れないといわれる場所だった。

今ここでは、人の手によって作られる

モンスターをつくっていた。

何匹ものモンスターを掛け合わし

配合を繰り返してつくられた細胞が

今、完成したのだった。

———————その日の夜。

監視の係りの人が研究室にはいり

そのモンスターの様子をうかがおうとしたとたん

後ろに気配を感じた

そのモンスターの細胞が入ってるはずの

カプセルにいなかった

「ま…まさかな…」

後ろを振り向いたときそれは、現実となった

「グゴァァァァァァ…」

「！？…」

悲鳴を上げる暇もなく噛みちぎられた

「ガァァァァァァ」

翼をはためかし、研究所の屋根を突き破り

それは飛んで行った。

——————。

もちろんそのモンスターはギルドに発見され

裏ギルドのメンバーも全員つかまった

モンスターの名は『ロガンダロス』となずけられ

他のハンターには決してばれることのなく

厳重にそのデータは保管された。

——————。

あれから１０数年、

無論、いま生きるハンターには

知る者はいなっかった。