二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【MONSTER HUNTER】 狩りと仲間と… ( No.24 )
日時: 2010/05/23 17:49
名前: 火竜人 ◆wTTGQfV.SM (ID: JUrMEp6v)

第六話 訓練所

「ちょっと明後日から俺と一緒に狩りに出ようぜ」

いきなりの言葉に少し戸惑ったが
明後日を待つことにした
今日はもう寝て、明日は少し休もうと思い床についた。
何のクエストに出るのかはわからないが
少し楽しみなのは確かだった。

————翌朝。

ハンターシリーズの防具と
双剣ボーンラッシュを身にまとって
村長のところに行った。

「あの〜〜村長さん?」
「なんじゃ」
「訓練所に行かせてください、明日に備えて訓練したいんです」
「ひょひょ、訓練所でのクエスト契約はわしが担当してないからの…教官に頼みなさい。あそこの建物がそうじゃ」

村長が指をさしたところは
集会所のすぐ隣にある木の建築物であった。
訓練所は闘技場とつながっており
初心者から上級者まで広い範囲で活用されている。
岩山のちょっとしたくぼみを使えるようにして
全部で3つの闘技場があった。

訓練所に入ったコウは村長が言った
『教官』を捜した。
村なので、ハンターは誰もいなくて
ガラリとしていた。

「すみませーん、だれかいますか〜」
「だれだお主!!」

後ろから声をかけられた
後ろを振り向くと
まだまだハンターとして活動できそうな
雰囲気を持った、男性だった。
防具を身にまとっているが何の防具かわからない
よく目をこらすと所々に傷が付いていた。

「いやっあの…ここに派遣ハンターとしてやってきたコウと言います…ええと今日はここで訓れ…」

全部言いきらないうちにその男性は答えた

「ふ、よく来た俺が教官だ」
「教官さんですか!?」
「ああ、教官でいいよ」
「あ…じゃあ教官、今日はあの訓れ…」

また言い終わらないうちに教官がしゃべった

「あんた双剣使いか…なんならこのクエスト受けてみろ」
「えっ?」
「簡単だノノデスの討伐だ、ここらじゃ有名な小型モンスターだよ」
「何匹でしょうか?」
「3匹だな」

ハンタースクールで
ランポスの討伐なら受けたことがあった
しかし、ノノデスの討伐は初めてだった。

「でも…」
「大丈夫だ、俺もついていく、いくぞ」
「ちょ…ちょっと」

教官に無理やり連れられた
このクエストは初心者武器の扱いクエストといい
初心者がその武器に慣れるまで
受けれるクエストだった

「岩山フィールド2だ、ここにたぶん2匹はいるぞ」

岩山フィールド2は少し平らな場所で
近くには岩山草が生えていた。

「いた、あそこだ!」

コウが叫んだ
見た目はランポスとかと同じだが
色は黒、足は岩山に適した形をしていて
足のつめだけ以上に伸びていた。

「よし、行ってこい」

教官に背中をおされ、2匹の
小型モンスターと対峙した。

ハンタースクールのころは4人で一匹だったが
いまは違う、1人で2匹だ
腰から双剣を抜く
勇気を振り絞り突っ込んでいった

(大丈夫だ後ろに教官もいる…絶対に勝ってやる)
心の中でそう呟いた

————————第六話終わり。