二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *VOCALOIDのお話*キリ番実施 ( No.120 )
日時: 2010/07/06 18:08
名前: 黒蝶 (ID: 1ZQMbD0m)

4粒:猿でも覚えられる・・・・・・・・はず

「マスター」

「・・・・・・・・・ん?何かな?」

半歩遅れて反応しやがったですよ。
人に話す前に自分がちゃんと聞きましょう。
・・・なんていうココロを知らないバカマスター。
首を傾げて「ん?ん?」なんていってくる。
・・・決意したモノの。めんどいですね。

「・・・マスター。あなたは私に何を教えるのですか」

半分教えるというよりは誘導尋問みたいな感じになりそうですね。
まぁ、私には関係無いんですが。
関係無いというかどうでもいいことなので。

「えっとね〜・・・・・・・・・・・・ん〜・・・・・・う〜・・・・・・・・・いろんなコト!」

だれか、だれか頭痛薬を持ってきて下さい。
最近の悩みは頭痛薬を増やすかどうかです。
・・・本当に頭が痛くなってきました。
あれだけの時間を費やして考えた答えが。
アレですか。
あんな曖昧な答え・・・。
答えといえますか?

「はぁ・・・・・・・・・もう、良いです」

・・・このマスターにはうんざりです。
私の求めていたモノとは全然違う。
・・・。
・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
私が求めていたモノって何なんだろう。
私が欲しているモノは、何?
私がマスターに見捨てられない理由は?
私が採用された理由は?
私が・・・・・・・・・・・・
ワタシガココニイルリユウハナンデスカ?

「・・・・・・・・・・・う〜・・・・・・・・・・・・」

コレは涙じゃありません。
機械に感情なんてないんです。
ある、けど・・・。
私は感情なんてイラナイ。
1人で生きていけると、決めたのに。
あの時、みんなの元を離れるときに。

「・・・・・・・・ユキ、ちゃん?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・不覚です。
こんなマスターの前で泣いてしまうなんて。
あ、いえ。泣いてるなんて認めたわけじゃありません。