二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *VOCALOIDのお話* ( No.57 )
日時: 2010/06/13 14:44
名前: 黒蝶 (ID: tf6BDv4K)

7粒:本当の気持ち

「私ね・・・・・・・・・・・マスターに嫌われたかもしれない」

そう私が告げてみんなが静まりかえった。
悪かったかな?っておもったけど言ってみた。
マスターに最近使ってもらえないこと
マスターが最近かまってくれないころ
マスターが・・・ボカロショップにいったこと

「酷いマスターだね!」

リンちゃんが怒ってレン君に八つ当たりしていた。
私は落ち着いて、と一言言った。
マスターは酷くないの。
酷いのは私なの。
だけど・・・最近疲れちゃった。

「マスター・・・新しいボカロ買うつもりみたい」

そんなことも呟いたりした。
そんなマスターのとこにいない方がいいわよ?とかメイコ姉がいってくれたりもした。
ふと瑠美姉の方をみるとあごに手をあてて何か悩んだ顔をしていた。
何か、あったのかなぁ?
そう想っていたら瑠美姉が急にこっちを向いた。

「それ・・・マスターの意思確認した?」

「え?」

想うよりも先に声が出た。
どういう意味かわからなくて瑠美姉の袖を引っ張った。
それに気づいたのか瑠美姉はにこっと微笑んで私の耳元でささやいた。

(今から、噴水広場のベンチにいっておいで。変装ようの服は玄関においてあるから)

心の中で何かがはじけた。
気づいたら私は走っていた。
マスターの家から逃げるときよりも速く。
服もあったけど私はコートをきて帽子を被ってそれだけで走って行く。
部屋ではメイコ姉達が手を振っていたのがみえたかな?
そんなことも頭の隅っこにあったけど。
今は噴水広場のベンチにいくこと。
それだけを考えていた。