二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 学園アリス~絆のアリスストーン~六話up!!お知らせあり ( No.16 )
- 日時: 2010/06/02 20:09
- 名前: 夜琉 ◆nFgGo2zKeY (ID: CUrDDjil)
- 参照: http://d.hatena.ne.jp/my-reborn/
七話 「ZERO現る」
蜜柑達が特力の授業を受けている間、琉羽は何をしているかと言うと……。
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「……ダル」(琉羽)
見事に、ペルソナに捕まえられていた。
ということは、琉羽は授業をサボろうとしていたということになる。
まったくもって、その通り。
ペルソナが、琉羽よりも先に教室へと入る。
そんな琉羽の後ろには、一人の女性が居た。
「……入れ」(ペルソナ)
不満があるのかどうかなんて知らない。
だが、暗く答えるペルソナ。
ペルソナの呼びかけに答え、教室へと入る二人。
一人は琉羽で、もう一人は新教師だと思われる。
「……琉羽の星階級はスペシャルだ……」(ペルソナ)
「……知ってるだろうけど、稀依野琉羽。……アリスは、教えるつもりなんてない」(琉羽)
「じゃぁ私ね。稀依野癒羽。琉羽の母よ。これから、危険能力の担当になりました」(癒羽)
不満そうに答える、琉羽。
それに対して、母の癒羽は平然と答える。
驚きの声をあげる者も、しばしば。
その頃の特力はというと……。
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「はいっ! 稀依野夢羽です、宜しく! アリスは……秘密だけどねっ!」(夢羽)
「夢羽の父親、稀依野憂魔だっ! これから、特力担当になった。宜しくなっ!」(憂魔)
嗚呼。
親子揃ってこんななのか、と思った人も、しばしば。
こんな調子でやっていけるのかは、別として。
するといきなり、ズドーンと大きな音がした。
もちろん、皆がそちらへと目線を向ける。
外の方では、白い煙があがっていた。
先生達が、次々に教室を出て行く。
先生だけではない、それにつられた生徒も出てゆく。
その中に、夢羽と琉羽の姿はなかった。
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「誰何ですか!?」(鳴海)
驚いたように言う、鳴海。
鳴海だけが驚いたわけではない。
先生、その他にも生徒達。
皆がこの騒ぎに駆けつけた。
「先輩。俺っスよ」(?)
そう謎の男が言う。
その謎の男の隣には、もう一人謎の男が居た。
驚いている鳴海達の前に現れたのは、“ZERO”だった。