二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: テガミバチ ( No.14 )
- 日時: 2010/05/03 19:14
- 名前: すもも (ID: 84ALaHox)
おっひょっひょ^p^幻しゃんコメあざます!
もちろんブルーベリー派だよな☆(まだ言ってんの
第五話
ラグと一緒に配達と言った時のザジの顔・・
なんだろう・・心の奥がモヤモヤしたままだよ————
リリーは相棒のアスとヨダカのビフレストゲートを
越えようとしていた。
ラグは先を飛ぶニッチを待って、と言いながら遠くを
走っていた。
星が、瞬いている・・・——
ヨダカの暗い空、リリーは何だかホッとした。
ザジの怖い顔を暗い空が包んで消してしまうようだった。
「リリー! どうしたの?」
リリーは我に返ったようにハッとすると、
目の前にはラグが心配そうに覗き込んできていた。
遠く先を飛び跳ねていたニッチも、こちらを見てる。
「ラグ! ・・りりーはどこか痛いのか?」
ニッチが遠まわしにリリーを心配そうにする。
何だか可愛いな・・と思った。
「いや、痛いっていうか・・まぁ、心が痛い?みたいな?
何でもないから、ラグ、ニッチ!」
あはは・・と笑うとリリーは歩き出した。
ヨダカは岩場が多い。そして足元が暗い。リリーは転びそうになった。
「リリー・・・! 悩んでたりしたらボクに言っていいんだよ?」
ラグは転びそうになったリリーの手をとり、そう言った。 あいかわらず心配そうな顔だ。
大丈夫大丈夫、と笑いあんたに心配されたくないわ!と一喝したリリーを、ラグは笑顔になり見つめていた。
「やった・・やっぱりリリーは笑顔じゃなきゃね!
暗い顔だとさ、嫌な事があったのかな?って・・
リリーの事、すごい気になっててさー・・」
ラグは頬が赤く染まっていた。
リリーは『すごい気になって』の言葉を聞くと、
少しドキっとした。
—でも・・やっぱ年下だし! 普通に心配しててくれてるだけだよネ・・?——
リリーはそう思うと、ちょっと安心してまた一歩一歩
歩き出した。
ラグは頬が赤いまま、リリーの後を追った。