二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 柏手に弧を描く【薄桜鬼】 ( No.2 )
- 日時: 2010/05/30 15:58
- 名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)
春之陣
壱. 俺が監視役!?
「沖田ー」
「おやおや元お嬢様が・・・って危ないなぁ。」
「まだ言うか!!かれこれ一年前の事を!!」
新選組
早朝 沖田 総司、春頭 薙淺
「まぁ・・・いいんじゃないか。かれこれを思い出すってのは。」
「良くないし。」
と瞬時頭の上に何かが乗った。
「あーやっぱ同年代だとしても
10cm位は俺の勝ちだね。」
「っっ!!ふっふざけんなっ」
「ほーら其処が可愛いんだって。」
「所で・・・平助や近藤さんに言ってないよな。」
「口は固いのわかってるでしょ。土方さんには一応。」
「あっそ。」
と中庭の桜に眼が行く。
「土方さん何の御用で。」
「御前はあの小娘どう思う。」
「あの小娘というと。。。雪村 千鶴ちゃんか。どう思うって普通に可愛い子ですよ?」
「御前が言うな。女だろうが。」
「はいはい。それは昔。今は今。」
「どう思うというのは新選組に置くかの方だ。」
「んーとその前に聞いていいですか?」
「何だ。」
「俺はその雪村 千鶴ちゃんがココに来たというのは聞いたことないというか陸奥に居たんでちょっと分かりにくいんですよね。
あれを見てしまったなら
死刑。
だけど置いてあげましょうよ。平助と余り歳差が大きくなさそうですし。」
「・・・仕方ない。御前の語源は何時も狂わせてくれるな。」
「そりゃどーも。」
と口元に笑みを浮かべる
「お、遅かったな。」
「否ー土方さんに怒号食らったじゃないんだけどねぇ。あの子についてさ。結果。置くことにした」
「ずいぶんともの好きだな。」
「男は好きな娘の前じゃ獣と豹変するからね。」
瞬時大広間に居た
土方、平助、総司、左之助、近藤、新八、源三郎は飲みかけていた味噌汁を勢いよく吹きあげた(一、敬助は無言のまま箸を進めてた。)
「なっななななななななななにを・・・」
「取りあえず落ちつけよ。そんな悪いこと俺言った?」
と何もないように箸を進める。
「おはよー起きてるー?ってありゃ。随分と締めつけられたようだな・・・動くなよ。」
と手際よく縄をほどく
「大丈夫?」
「は・・・はい。」
「朝、言われてたよね。まぁいいや。今日一日、俺が監視。春頭 薙淺。春でいいよ。平助にはそう言われてるし。」
「はっはい。」
「あ、そーだ昼飯。ついでに俺の分のおかず入りー」
とおぼんを千鶴に渡す
「あの、春さん。」
「何?」
「どうして新選組に?」
「知り合いの面に免じて。というか千鶴ちゃんさ、俺に似ているね。」
「えっ?」
「俺ね、京都まで親父探しに来たんだけどね、居なくって。それに知り合いにバレてww」
と笑い交じりに
「そ、そうですか。」
「おい。喋りは其処までだ。」
「げっひーちゃn「土方だ。」
因みに「ひーちゃん」とは春頭が時折土方の事をからかうように言うあだ名だ。
「で何だい?」
「仕事だ。もしかしたら御前の父の事かもしれん。」
「!!りょーかいっ」
「千鶴ちゃんごめんね?後終ったら来るから。あとおぼんはんーと土方さん。」
「沖田にでも任せておけ」
「沖田が来るから。」
と千鶴の部屋から離れる
「親父の目撃情報・・・?」
「あぁ。そうだ。荒涼さん、池田屋に。。。って否。。。待てよ。」
「どうした?」
「ちょっとな・・・池田屋・・・以前何かあった気が。。。「数年前の変死のアレだろ。」あぁ、そうだ。それ。じゃあ夜。突入の前に視察だ。」
「あぁ。」
「やっぱり・・・薙淺。」
「っはい。」
「女装。しろ」
「堪忍してくださいな。」
「良いだろ。女何だから元。」
「えぇぇっ!?春、女!?」
「あ、えーと平助、落ちついて。お願い。」
と遽しくなる
「男として育てられたから俺だって女だっけ?と思うさ。」
「へぇ・・・の割には
胸、ちいさっ」
バゴォッ!!
「いってぇ!!!」
「ふざけんなよ。」
と平助は置いていったが、結局沖田が駆け付けて一緒に行くことに。
「ひーさんどんだけだよ。俺の七不思議のうちの一つ暴露したよ。うん。酷い。鬼、鬼畜。」
「御前が言うな。御前の方が鬼神だ。」
「おー怖い怖い。・・・戻ったら一時模擬戦でもやる?」
「断る。貴様等に時間は無駄にしたくあるまい。」
「っつまんないの。」
「じゃあさ、春。俺と帰ったらやろうよ!」
「いいよ。平助。沖田もやらない?」
「んー野球拳的なものだったらね。」
「やっぱ辞める。」
「女がそれ?根性無し。」
「やっぱ殺す!!」
その時は何も感じなかった。
でも、
後から沖田や平助が傷を負うとは思いもしなかった。
春之陣
弐. 夜桜、二輪散る。 に続く