二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA【戦国の魔女】 ( No.7 )
- 日時: 2010/06/25 16:24
- 名前: 向日葵 (ID: DOGZrvXb)
第壱話「魔女、襲来」
「─なぁ、旦那。{戦国の魔女}って知ってる?」
修行を終えた幸村に佐助が話しかけた。
「?なんだ?それは・・・?」
「え?旦那、知らないの???魔女はね──・・・」
佐助の話はこういうものだった
ある日、日本人離れ・・・いや、人間離れした少女と、かなり美形の青年が来るという。そして、少女はこう言う
『お前達に2年間の時間をやる。そしてこの国に存続させるに足る理由を七つ・・・達成できなければこの国をもらっていく』
と言い、1〜3人、代表者を決める・・・で達成できなきゃ、国はもらっていかれる・・・というものだった
「なんだ?化け物の話か?」
「さぁ・・・?ね〜?俺様もよくわからん・・・」
話していたそのときだった、部下2人が息を切らして向かってくる。
「!?どうした!?」
「ゆっ、幸村様ぁ!あの・・・っ!へ、変なっ・・・客・・・がっ・・・!」
息が荒いせいか、一人の部下がうまく伝えることができない。やがて、もう一人の部下が冷静に言った
「先ほど、変な客が2人来まして・・・。一旦、屋敷に戻るよう、親方様の命令です。」
「・・・・・・変な客・・・?」
佐助は深く考えなかったが、とりあえず2人は屋敷へ向かった
「「!」」
信玄のもとへ着いたとき、見慣れない少女が一人、青年が一人いた
「お、親方様!この方達は・・・!?」
信玄が答える前に、少女が言った
「私の名は舞。お前達の名はなんという?」
「え、あ、我は真田源次郎幸村でござる!こっちは忍びの佐助・・・」
佐助は軽く頭を下げた
「・・・幸村、佐助。お前達には代表者の座をやってもらう」
「「代表者!?」」
驚く佐助と幸村を差し置いて、舞は言った
「お前達に2年間の時間をやる。そしてこの国に存続させるに足る理由を七つ・・・達成できなければこの国をもらっていく」
幸村はその言葉がうまく理解できなかった
すると、青年が微笑み、口を開いた
「えー・・・、つまり、分かりやすく言いますと・・・この国のすべてを使って舞様を喜ばせて御覧なさい・・・。(でなきゃ、国・破滅)」
「まさか・・・お前、戦国のまっ・・・!」
佐助が驚いておどおどしている。その姿を見て、舞は薄く笑った
「そうよ。私は戦国の魔女・・・。今宵、この国に滞在させていただく・・・」
今宵、武田軍居地・甲斐に魔女襲来
第壱話「魔女・襲来」終