二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: [銀魂] れんれん. | ( No.64 )
- 日時: 2010/10/06 17:32
- 名前: みんと水飴 ◆vBOFA0jTOg (ID: N9MWUzkA)
- 参照: http://amenomori22.jugem.jp/
兎さんとサド王子と遊ぼう企画
〓兎さんと蚊取り
「なんですかそのぐるぐる」
「蚊取り線香だヨ知らなかった?」
「“か”ってあのブンブン煩い虫ですか?」
「そう、あれを一匹残らず抹殺する為の道具なんだ」
「へー。でもここに蚊なんているんですか?」
「誰かが地球に行った折に連れて来ちゃったみたいでさぁ。迷惑な奴だよねぇ」
「……そういえば神威さん、こないだ地球に行った団員が見当たらない気がするんですけど」
「あはは」
「あははじゃねーよ! 蚊を連れてきた犯人探すの面倒臭いからって貴重な戦力削らないで下さいよ!」
「あんなの只の雑魚だろ? 蚊みたいなもんだヨ」
「恐いわァァア!!」
「えへへ」
「……ったくもう、蚊ごときで大袈裟ですよ。痒いのくらい我慢して下さいよ、精神力ですよ精神力」
「別に痒いくらい平気だヨ」
「じゃあいいじゃないですか」
「俺、肌の色白いダロ? だから刺されるとすぐに跡になっちゃうんだ」
「跡?」
「そ、首なんか刺されるとキスマークみたいになっちゃうから嫌なんだよねぇ」
「き、きすまーく……」
「無黯って俺の事大好きだから勘違いして傷ついちゃうと思「いや、大丈夫です」
「何言ってんだヨ、本当はモヤモヤして紅威に泣きつく癖に」
「それくらいで泣きついたりしませんよ……」
ブ ー ン
「あ、蚊だ」
「よし無黯、狙いを定めて叩き潰して」
「神威さん、蚊ごときにいちいち表現が恐いです」
「だって憎たらしいんだもん♪」
「全然可愛くないですよ、」
「ほらはやく、構えて構えて」
「……あれ? どっかいった」
「もう無黯はトロいなー、ちゃんと構えてないからだヨ。蚊を殺すならこうして……」
ブ ー ン
「……あ、自分の首に、」
パ シ ン ッ
「蚊、殺せたんでティッシュ下さい」
「…………」
「これで安心して生活できますね。ちょっと痒くなっちゃうけど、ムヒでも塗って……あれ、神威さん?」
「………さ…い」
「へ?」
「……許さない」
「はい? 何言ってんですか、」
「……俺以外の奴が無黯の首筋にキスするなんて許さない」
「ハァァァア!? 馬鹿? あんた馬鹿ァァア!? キスじゃねーよこれェェエ!!」
「よし決めた、今から船を蚊が生息している星に向かわせる」
「……何するつもりだ脳内ピンク馬鹿」
「行って憎たらしい蚊を根絶やしにしてくる」
「……神威さん、解ってますか? 蚊なんてあちらこちらの星にいるんですよ」
「大丈夫、取り敢えず蚊みたいな天人が生息してる星から片付けるカラ」
「ぜんっぜん大丈夫じゃねーよォォオ!! 種族絶滅させても意味ないからァァア!!」
兎さんと蚊取り
(行って何もかも破壊してくるヨ)
(いやぁぁぁぁあ! やめてェェエ! 生態系壊れるからァァア!!)