二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】曇空にも月は輝く ( No.10 )
日時: 2010/09/28 20:01
名前: 瑠々 (ID: 7.F5HCJo)

第零訓「戦場ニハ光ハ差シ込マナイ」(中編)

「よぉ。大丈夫か?お嬢さんよぉ」

私の前に立って刀を構えている天パが言った。

「あっ!はい。ありがとうございます!」

私は慌てて刀を構えた。すると長髪が、

「お主、名は何と言う?」

長髪は横目で私を見た。私は一度目を閉じると口を

開いた。

「月奈・・・。桜井月奈。兄ちゃんが率いている

『月蓮華隊』の奴らと来たの」

私が名前を言った瞬間、目の前に居る天人が、

私達目掛けて突進してきた。天パは、天人に向かって

走った。私と長髪は天パに続いた。私は大声で

「あんたら、名前は何て言うの!?」

「俺の名は桂 小太郎!そしてあの男は坂田銀時

だ!」

そう言うと、銀時と桂と私は同時に高々とジャンプす

ると、刀を振り上げ、血吹雪を上げた。

すると、私が切った天人の頭部に桜と蓮華の花が

書いてある鉢巻が落ちてた。拾い上げて、鉢巻の裏を

見た。月蓮華隊の奴は鉢巻きの裏に名前を書く事に

なっているのだ。

「———桜井・・・・破斗———・・・っ!」

手の平から、月蓮華隊の鉢巻きがヒラヒラと

落ちて行った———・・・・。









「兄・・・ちゃん————・・・」