二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】曇空にも月は輝く キャラ人気投票中! ( No.152 )
日時: 2011/01/16 15:28
名前: 瑠々 (ID: TV9sr51/)
参照:  

第二十九訓「面倒臭い事はスルーしとけば何とかなるとか言う様で言わない様で言う様で・・・ってどっちだよ!!」

「おい待て!!」

銀時を無視して、土方・総悟はリビングにいる月奈に歩み寄った。
月奈は土方達に気付くと、眉間に皺を寄せ嫌そうな顔をした。

「桜井月奈。お前は昔、攘夷戦争に参加して居たそうだな」

「!」

銀時は土方の言葉を聞いて、目を見開いた。
でも、当の本人の月奈は動じず土方達を、月奈の正面にあるソファに
座らせた。

「私が攘夷戦争に参加して居た?何其れ。私はそんな事してないけど?」

「嘘をつくな。お前は『月蓮華隊』隊長、桜井破斗の妹で共に戦ったらしいな」

土方の言葉に黙り込む月奈。だが、直ぐに口を開いた。

「・・確かに破斗兄ィは攘夷戦争に参加して居た。でも、私は参加しなかった。それに・・・」

月奈は土方を思い切り睨むと、低く言った。

「人の過去を蒸し返す暇があるなら、さっさと日向を探したら?」

「テメェ!!!」

土方が刀を掴み、抜こうとしたが月奈は無視し、腰に刀を差すと部屋を出た。その様子を見ていた銀時は、ハァッと大きな溜息を吐くと、木刀を腰に差した。其れに続き、神楽は傘を。新八も木刀。七香は刀を持つと銀時の後ろに着いて行った。
すると、七香が土方と沖田に言った。

「月奈は日向ちゃんを助けたいって思ってるから。其れなのに、ボーっとしているアンタ等を見て怒ってるの。アンタ等もさっさと何かしたら?」

七香はそう言うと、万事屋を出た。土方は、七香の言葉に舌打ちすると
総悟を連れて万事屋を出た。