二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 生物災害 -BIO HAZARD- ( No.7 )
- 日時: 2010/10/07 20:49
- 名前: (V)・∀・(V) ◆RMw3.cMGUE (ID: dBCG1FA1)
- 参照: 原点にして、頂点。
一話
「ハァッ・・・ハァッ・・・!!」
荒い声。 誰かの悲鳴。
いつかしら、この町の住民は狂い始めた。
あの製薬会社アンブレラが移転してきてから。
この街は終幕を遂げ、逃亡しか成す術がなかった
ギィ・・・・・・・
俺はラックス*バーのドアを、躊躇いながらも開けた
シーン・・・
どうやら誰も居る様子は無い・・・
外は狂人 中は静寂。
人間に居場所など与えないのか・・・ 神よ。
「・・・生存者はいるか。」
無駄だと思ったが、声を出した。
しかし静寂のまま。
無駄だったか・・・と思ってた時に、奥の椅子が右に動いた
希望が芽生え、オレは其処へ走り出した。
「・・・・生存者か?」
目の前には、一人の血だらけの男の子を抱いた男がいた。
- Re: 生物災害 -BIO HAZARD- ( No.8 )
- 日時: 2010/10/09 08:50
- 名前: (V)・∀・(V) ◆RMw3.cMGUE (ID: dBCG1FA1)
- 参照: 原点にして、頂点。
「ん・・・・・・?」
目の前に血だらけの男の子を抱いた成人男性が一人居る。
見た所・・・30〜40って程かな。
そして、血だらけの男の子は 息は無い様だ。
何をしてるんだ・・・? 一体コイツは・・・
「・・・・君は何をしているんだ?」
不思議な感情を抑えながら、その男に問う。
しかし答えは返ってこない 静寂のまま。
「・・・? おい、どうしたッ・・・」
俺は、ついその男の肩に手を置いた。
それが、間違いだった。
「・・・どうしたッ!?」
その男は、人間の眼をしていなかった。
狂気に満ち、濁っている眼。
まさに"狂人"と言う者だった。
「くっ・・・! コイツも感染者か・・・!」
俺は、ベルトに付けていた銃を取り出し その男へと構えた。
「ヴ・・・・ヴゥ・・・・・・」
構えても、躊躇無く進む男。
足を引きずりながらも、一つ一つコチラへ向かってくる
構えた銃が撃てない・・・ 緊張と恐怖。
「くっ・・・くそォォォォオッォォォッ!!!!」
ダーン!! ダーン!!
ラックス*バーから、射撃音が聞こえた。
同時に、一人の感染者が息絶えた。
「ハァ・・・ハァ・・・」
目の前にはさっきまで動いていた死体。
そして、後ろには崩壊した街。
生存者 は 何処 に 居る・・・?