二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: どうぶつの森 復讐と救出 ( No.3 )
日時: 2010/10/14 20:18
名前: 獣好き ◆x63geJPSDM (ID: 3IH6VK8y)

第11章 立ち上がり

あの衝撃的展開から、すぐにアニマル村でニコバンの葬式を行った。誰も何も言わずに棺を土の中に埋めていった。ちとせとキャビア、スパーク、モモチ、ララミー、エプロン、かっぺいはアニマル村に住むことになった。皆はすでに他の目標を掲げていた。しかし、ロブストだけは違った。ずっと自分の家の隅に膝を抱え、仲間の死を信じられずにいた。何も飲食せずに3日も過ぎていった。窓から見ていたビアンカは心配でままならなかった。やがて、我慢ができなくなったビアンカは彼の家のドアをノックした。しかし、何も返ってこなかった。彼女がドアノブを回すと開いた。彼女は中に入っていった。電気がついてないため、昼でも真っ暗だった。彼女はゆっくり近づいた。

「ロブスト・・ちゃん?」

彼は振り向かなかった。ただ、涙を流して泣いていた。頬がいつもより痩せて見えた。彼女は黙って後ろから抱きついた。すると、彼は泣き止んだ。

「辛いのはわかるわロブストちゃん。でも、ここでメソメソしたって仕方ないでしょ?アデレードちゃん、あなたが助けに来るのを待ってるわよ。そしたら、あの子に告白してキスしたり、抱きついたりしなさい。・・・余計なおせっかいだったかしら?」

彼女は立ち上がって出て行った。彼は涙を拭うと、鏡を覗き込み、笑顔の練習をした。しかし、すぐに泣き顔に戻ってしまう。しかし、彼はテーブルに置いてある銃を見てから家を出た。久しぶりに出た外はまぶしかった。思わず目を逸らした。そして、海のほうに歩いていくと叫んだ。

「待ってろよアデレード、絶対君を助けてあげるからなーーー!!!」