二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【Dgray-man】-鍵の少女- オリキャラ募集 ( No.23 )
日時: 2010/12/10 09:20
名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)

アリスは辺りを見回すとある事実に気づいた。
「あれ?リナリーはいないんだね」
慌てて後ろを振り向く一同。
「やりやがった…・あのやろぉぉぉぉぉ」
そこにあるはずのコムリンがいなくなっていたのだ。
もちろん、リナリーを連れて行ったのだろう。
こうなっては仕方がない。
「神田。一時休戦です」
「チッ。あの野郎」
二人はやむ得なく休戦した。
「えぇ?またコムイが変なの作ったの?!」
その隣では、アリスがラビから説明を受けていた。
「とにかく、室長さがせぇぇぇぇ」
叫ぶリーバーの瞳は、血走っているようにも見える。
「いそげぇぇぇぇ!!」
リーバーの声を合図にみんな動き出した。

いつかしか街中を走り回っているうちに、何人かのグループになっていた。
レイナと一緒にいるのはアレン、アリス、神田だ。
「もう。どうしましょう」
アレンが大袈裟にため息をつくが、この場合はつきたくもなるだろう。
4人はひたすら走っている。
「いねえじゃねえか」
神田がそういうのも無理はない。もう、かれこれ1時間ほど走り回っているのだ。
「逆に止まってたら向こうから来てくれないかなぁ。疲れたし」
「はーい。私も賛成!」
レイナの提案に一同は乗ることにした。
しばらく休憩していると、向こうから足音が聞こえてきた。
「アレン!レイナ!ユウ!アリス!何してるんさ?」
「どうみてもお茶をすすっているようにしか・・・」
やってきたのはラビ、リーバー、ジョニー、タップだった。
「ほふ、はびほうしらんれすら?(あれ、ラビどうしたんですか?)」
アレンにいたってはどこからか持ってきた団子を食べている。
「この様子だと、まだコムリン見つけてないさね」
ふうっ。とやってきた四人が座ったときだった。
ドゴォォォォォォォォン
遠くで轟音が響いた。
「わあぁぁぁぁぁぁ?!!」
「な・・なんだアレ?!」
「おかーさぁぁぁん!!!」
後に悲鳴も聞こえてくる。
おそらく、一般人を巻き込んだのであろう。
エクソシスト5名は走り出した。