二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【黒執事×復活】美術教師は家庭教師【オリキャラ募集中です】 ( No.16 )
日時: 2010/12/05 13:58
名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
参照: http://名前を呼ぶのが面倒でしたら涼原でも夏目でも略して下さい

キーンコーンカーンコーン……

「よぉ、沢田達」

その後チャイムの音と共に急いで教室へやって来た綱吉達に一人の少年が話しかけてきた。
少年の名は綾咲心哉。生徒でありながら、裏ではフリーの殺し屋であると言う色々な意味で恐ろしい人物だった。ちなみにサッカー部所属である。

「よぉ、心哉」
「お、おはよう……」

山本が笑顔で心哉に挨拶し、綱吉はやや恐れながら挨拶した。
実は過去にボンゴレの独立暗殺部隊ヴァリアーを倒した逸材である心哉を綱吉は微妙に恐れていた。
獄寺は特に挨拶をせず、席へと着く。

「おーい、席へ座れー」

そして暫くすると担任がやって来て教室で騒いでいた男子達は急いで席へと座った。
……女子生徒が何故か黄色い声で騒いでいる。何故だろうと綱吉は考えながら席へと座った。
すると教室の扉がもう一度開いて、一人の青年が入ってきた。

途端に女子の黄色い声が上がる。
そして綱吉は思わず机でスライディングをしてしまった。


その少年の容姿は金色の首まであるショートヘアに鳶色の猫目。長身痩躯。
……先程綱吉が見たアタッシュケースを持っている人物だった。

「えー彼は本日からこのクラスの副担任を勤めてくださる……木之元翠先生だ」

すると青年—翠はぺこりと一礼をしてから話し始めた。

「木之元翠です。イタリアから来てまだ日本になじんで無いので色々と宜しくお願いします」

女子の黄色い声でまくし立てられ、自己紹介は終わった。
綱吉は驚きのあまり口を開きながら呆然としていた。……よりにもよってあの人が副担任だと知ったからだろうか。
しかしそんな綱吉など無視されるかのように朝学科つが始まり、一時間目のチャイムが鳴り始める。


「おい、ツナどうした?」
「十代目大丈夫スか?」

心配そうな山本と獄寺の声にハッと正気に返り、綱吉はあいまいな返事と共に頷いた。
そして一時間目の数学が始まり集中出来ないまま授業が進んでいった……





(そう言えば二時間目……美術だっけ……)


綱吉は訳の分からない授業に奮闘しながらそんな事をボーッと考えていたのだった……。