二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: とんがりボウシと魔法のお店 【らぶこむ魔法学校だより】 ( No.11 )
日時: 2011/02/13 19:38
名前: きぃな ◆a7BqZrzqxY (ID: s7P63baJ)

第二話

ひたすら落ち続けてもう5分…
半端じゃない恐怖が襲ってくる。
足場がないのってこんなに怖いんだ…

「ああ〜〜……」

突然何かがゆがんだ感覚に襲われた。

フワッ

「ん?」

あれ?落ちるスピードが遅くなってく…
つま先が地面に着いた。

…ブワッと涙があふれ出した。
よかったぁ…あたし死ななかった!
足がすくみ、下を向いて泣き続けた。

やっと落ち着いたところで、携帯が呼び出し。
すぐに見ると、メール1件。

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目の前の扉、開けなさい。
そうすれば新たな出会いがある。

-END-
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あたしはすぐに立ち上がって扉を開けた。
光が漏れる。
やっと明るいところに行ける……


入ると、暖かい。あたしの視線の先には暖炉があった。
暖炉の方へ歩く。

「……」

あったか…ふと左上をみると窓の外に見える雪。
あれ?冬だったっけ?
ま、いいか。なんか忘れてる…

「あなたは梨夢君ですね」

ビクン!
あたしは驚いて、声のする方をみる。

「だッ…だれ?!」

太陽のような生き物。立派にヒゲ?まではえて。アレ?
神様なのかな。

「私は…名乗るようなものではありません」

「いやいや…名乗ってほしいんスけど…」

誰?って聞いてるのに、結局答えないモノ。

「あなたが来ることは星の巡りを見ればすぐわかりました」

……無理矢理なんですけどぉ。
怖い…
即座に携帯を取り出し、警察に電話…!

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圏外
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…。

「いやああああ!!助けてぇえええ!」

助けて!助けて!あたし拉致られた?!
ゴメン!超超パニック!
拉致られる訳ないし!もしかして…

宇宙人に…!!!

「あたしは普通に学校に通って友達と陸上して、遊んで…!普通の女子中学生でいたいのぉおおお!人生邪魔しないでええ!!」

やだやだああ!殺されるかもしれないよおお!
やだああ!

「…もう…いいや。送り出しましょう」

宇宙人?は杖を取り出して、あたしに向けて振った。
さっきの星だ!

今度はあたしですーーー!!

抵抗できずに目をつむった。